ベトナム旅行でおすすめのクレジットカードはこれ!手数料を節約する賢い方法

Hoi Yi Leung

観光旅行や仕事、留学などでベトナムに滞在する場合、「現地での買い物をどうするか」が問題になります。ベトナムではクレジットカードが使えるのでしょうか。それとも、別の決済手段の方が支払いに便利なのでしょうか。

この記事ではベトナムのクレジットカード普及率や支払い事情、ベトナムでクレジットカード決済をするときの課題などを解説します。

また、ベトナムへの滞在でクレジットカード決済の手数料をおさえるための方法として、Wiseデビットカードの活用についてもご紹介します。

目次🔖

ベトナムのキャッシュレス事情とクレジットカードの普及率

ベトナムではクレジットカードが使えます。

ベトナムへの旅行や留学、出張などでおさえておきたいクレジットカード事情について説明します。

ベトナムはクレジットカードより現金が強い国である

ベトナムは基本的にクレジットカードより現金での支払いが強い国です。

2020年に行われた他社での調査によると、ベトナムのクレジットカード保有率は11%ほどという結果でした。銀行口座の保有率は40%ほどになっています。1

ベトナムのクレジットカード普及率や銀行口座の保有率が低い背景には「銀行を信用できない」「近くに金融機関やATMがない」「サービスの使い勝手が悪い」などの事情がありました。2ベトナムの買い物において現金主義が強かったことも原因のひとつです。

銀行口座がないと生活できない日本では銀行口座の保有率は97%になっており、3クレジットカードの引き落としなどにも銀行口座が使われています。日本と比較するとベトナムはクレジットカードや銀行口座への考え方や保有率、普及の状況にかなり違いがあることが分かります。

ただ、近年のベトナムでは、クレジットカードのキャッシュレス決済の普及率や銀行口座の保有率などが上がってきている状況です。特に若い世代を中心に、今後さらにクレジットカード決済が普及するだろうと考えられています。4

また、現在のベトナムでは、若い世代を中心にApple PayやMoMo、ZaloPay、Mocaなどのキャッシュレス決済やタッチ決済が増えています。5若い世代を中心にスマートフォンの所有率が高いこともキャッシュレス決済が増えている一因です。6

クレジットカードなどのキャッシュレス決済が増え、普及率も次第に高まっている。これがベトナムという国の買い物・支払いの現状です。

ベトナムで使えるクレジットカードブランド

ベトナムで使えるクレジットカードブランドはVISAやMastercard、JCB7などです。

ベトナムは基本的にVISAカードの普及率が高くなっており、次によく使えるのがMastercardになっています。

限定的ではありますが、お店やサービスによってはJCBやアメックスが使えることもあります。

ベトナムでクレジットカードが使える場所

ベトナムでは旅行者向けのホテルやお店、レストラン、観光施設などでクレジットカードが使えます。また、クレジットカードの他にデビットカードも使えます。8

ただ、クレジットカードについては少なからず決済に対応していないお店もありますので、注意してください。

ベトナムでおすすめのクレジットカード

ベトナムへの旅行や留学、仕事などでの駐在ではどのようなクレジットカードがおすすめなのでしょう。

ベトナムでおすすめのクレジットカードを厳選してご紹介します。

JCBカード

JCBカードは日本の会社が発行しているクレジットカードで、ベトナムへの海外旅行や留学でも決済に使えます。

JCBカードの特徴は、ベトナムのホーチミンにあるJCBプラザを利用できることです9。JCBプラザでは観光案内やJCB加盟店であるレストランやホテルへの予約、クレカの盗難や紛失時のサポートなどを受けられます。

ベトナムで日本語のサポートを受けたいときにおすすめのクレジットカードです。

楽天カード

楽天カードの一般クレジットカードは年会費が永年無料になっています。10

楽天カードには海外旅行保険も特典として付帯している他、海外や国内の決済で貯まったポイントは身近なお店で使うことも可能です。11

ポイントの還元や利用を重視する方や、日本とベトナム両方でクレジットカードを有効活用したい方におすすめのクレジットカードです。

学生専用ライフカード

学生専用ライフカードは18歳以上25歳以下の大学生や専門学校生、大学院生など、学生のみ発行できるクレジットカードです。

学生専用ライフカードは留学など学生の海外旅行・滞在に特化しているところも特徴です。ベトナムなどへの海外旅行などの際にキャッシュバックを受けられる他、海外旅行傷害保険などの特典も付いています。12

HSBCベトナムクレジットカード

HSBC(香港上海銀行)13のクレジットカードはベトナム駐在のおすすめのクレジットカードです。

HSBCはベトナムにも支店やATMがあります。14現地での銀行口座などの金融系サービスとクレジットカードをおまとめできるため、手続きや生活の利便性が向上します。

手数料の安さもHSBCベトナムクレジットカードの魅力のひとつ15です。

アメックス(American Express)

アメックスは海外旅行に強いクレジットカードで、ベトナムの高級ホテルの特典なども付いています。また、アメックスのクレジットカードには手荷物無料配送や空港のラウンジ利用などの特典も付いています。16

仕事で頻繁に日本とベトナムを行ったり来たりする方や、ベトナム駐在員の方などにおすすめのクレジットカードです。17

ベトナムでおすすめのクレジットカードを選ぶ際の注意点

ベトナムでおすすめのクレジットカードを選ぶときは、クレジットカードのブランドに注意が必要です。

ベトナムはVISAやMastercardの普及率が高い国になっています。ただ、JCBやAmericanExpressは決済に使えないことも少なくありません。JCBやアメックスのクレジットカードを選びたいときは、VISAやMastercardなどとの併用がおすすめです。

ベトナムでGrabなどのアプリを利用したい場合は、そのアプリに登録できるクレジットカードなのか事前に確認しておくことも注意点になります。日本の一部のクレジットカードは登録できません18ので、注意が必要です1920

ベトナムでクレジットカードを使う際の課題

ベトナムでクレジットカードを使う際の課題は3つあります。

ベトナム旅行や留学、仕事での滞在の際にクレジットカード決済をメインで使う際は、こうした課題をどのように解決するかが問題になります。

  • ベトナムではクレジットカード決済が使えないお店や場所もある
  • ベトナムではクレジットカードの不正利用やスキミングなどのリスクもある
  • ベトナムなど海外のクレジットカード決済には両替などの事務手数料がかかる

3つの課題について解決策も提案しながら順番に説明します。

ベトナムではクレジットカードが使えないお店や場所がある

ベトナムではクレジットカードなどのキャッシュレス決済の普及率が次第に高くなっているとはいえ、すべてのお店やサービスがクレジットカード決済に対応しているわけではありません。クレジットカード決済できないお店や、決済を断られる場面は依然として多いと言えるでしょう。

ベトナムでは小さな個人商店や露店などではクレジットカードがほぼ使えません。タクシーでもクレジットカード決済できないことが多いので注意が必要です。

ベトナムのお店やタクシーなどでクレジットカードが使えないという課題の解決策としては、

  • クレジットカード以外のキャッシュレス決済の方法を準備しておく21
  • 現地で使われている決済アプリなどを有効活用する
  • ベトナム旅行や留学の際は現金も持ち歩く

などが考えられます。

なお、タクシーの支払いでは、高額紙幣を渡すと「お釣りがないから」と断られてしまうことがあります22。タクシーや露店での支払いのために小額紙幣・硬貨なども準備しておきましょう。

ベトナムではクレジットカードの不正利用などのリスクがある

ベトナムでは観光客を狙ったクレジットカードの不正利用や盗難、スキミングなどが起きています。

こうしたクレジットカードの犯罪・被害はニュースとして取り上げられることがある23他、在ベトナム日本国大使館から情報が出ることもあります。24

ベトナムでクレジットカードの不正利用やスキミング、盗難などの犯罪に巻き込まれないためにも、

  • クレジットカードや貴重品は常に身に着け、管理に重々注意する
  • クレジットカードや個人情報については、みだりに周囲に話さない
  • クレジットカードの盗難や紛失、不正利用などがあれば、クレジットカード会社に連絡する
  • ベトナムに行く際はクレジットカード会社の連絡先(海外用)を控えておく25
  • 現地で困ったことがあれば大使館などに相談する

などの対策が重要です。

ベトナムへの旅行や留学の際は現地の防犯情報などをチェックしておくこともポイントです。現地に詳しい旅行会社や知人などがいれば、犯罪対策・日本人が注意すべきこと・治安などについて、あらかじめ情報収集しておきましょう。

ベトナムなど海外でクレジットカードを使うと手数料がかかる

ベトナムなどの海外でクレジットカードを使うと3%前後の両替や事務の手数料26がかかります。そのため、ベトナムなどの海外でクレジットカード決済を多用すると、隠れたコストとも言える手数料の負担が増えてしまいます。ベトナムなどでの決済で増えるコストをどのように削減するかが課題です。

  • デビットカードなど手数料の安い決済手段を使う
  • お店や場所によって決済手段を使い分ける

以上のような解決策が考えられます。

なお、日本では海外でのクレジットカードの決済にかかる手数料引き上げの動きが出ています。27実際に手数料率の引き上げが決まっているクレジットカードもあります28。為替や市況、情勢によっては今後さらに手数料が引き上げられる可能性もあると言えるでしょう。

海外でクレジットカードを使ったときの手数料引き上げの動きが出ているからこそ、今後さらに「海外での決済時に発生するコストをどのように削減するか」が課題になります。

本当の為替レートで賢くお得な支払いを:Wiseデビットカード

ベトナムでの買い物や支払いでは「クレジットカードが便利」と思っていませんか?実は、多くのクレジットカードには2%−3%以上の海外手数料があり、知らず知らずのうちに余分なコストを支払っています。そこで注目したいのが、海外利用に特化したWiseデビットカードです。

Wiseデビットカードを使えば、実際の為替レート(ミッドマーケットレート)0.75%(日本円→ベトナムドンの場合)の両替手数料で、透明性が高くコストを抑えた外貨決済が可能です。これにより、ベトナムでも日本国内でも賢くお金を使うことができます。

ただし、Wiseカードには保険などの特典は付帯しないため、クレジットカードとWiseデビットカードの両方を使い分けるのもありでしょう。

Wiseデビットカードを使った場合の具体例

5,000万ベトナムドン(約31万円相当)の買い物をした場合のコストを比較します。

1. Wiseデビットカードの場合

  • 手数料:0.75%
  • 計算
    50,000,000 VND × 0.75% = 375,000 VND(両替手数料)
  • トータルコスト
    50,000,000 VND + 375,000 VND = 50,375,000 VND

2. 一般的なクレジットカードの場合

  • 手数料:3%
  • 計算
    50,000,000 VND × 3% = 1,500,000 VND(海外事務手数料)
  • トータルコスト
    50,000,000 VND + 1,500,000 VND = 51,500,000 VND

比較結果

  • Wiseデビットカード50,375,000 VND
  • 一般的なクレジットカード51,500,000 VND
  • 節約額1,125,000 VND(約5,625円相当)

Wiseデビットカードを使用することで、お得にベトナムでの支払いが可能です!

Wiseデビットカードの魅力

1. 実際の為替レート(ミッドマーケットレート)を使用

Wiseデビットカードはクレジットカードのように不利な為替レートではなく、Googleなどで調べられるリアルなレートでの決済になります。隠れたコストも一切ありません。

2. 低額な両替手数料

Wiseデビットカードの両替手数料は0.75%(日本円→ベトナムドンの場合)などと非常に低額です。事前に両替することも可能で、シミュレーションを使って手数料がいくらになるかが明確にわかります。

3. 多通貨管理が簡単

Wiseアカウントでは、40以上の通貨を同時に管理できます。旅行先の通貨にあわせてリアルタイムで両替が可能です。

4. デビットカードの安心感

Wiseデビットカードは口座残高内での利用なので、クレジットカードのようにベトナムで使いすぎるリスクがありません

5. シンプルな料金体系

Wiseデビットカードは年会費無料で維持費もかからず、ベトナムと日本の両方で余計な支出を気にせず使えます。

6. その他の特徴

  • アプリでカード凍結や管理が簡単
  • 18歳から申し込み可能
  • 初回発行手数料1,200円のみ

使い方

  1. アカウント作成:Wise公式サイトまたはアプリで無料登録
  2. 本人確認:必要書類をアップロードして確認手続き完了
  3. カード発行:発行手数料1,200円でデビットカードを発行

公式サイトで今すぐ登録

Wiseデビットカードは、国境を越えたライフスタイルやお金の管理をよりスムーズにするツールとして、多くの人に選ばれています。透明な料金体系と多通貨対応の柔軟性で、コストを削減しながら安心して使えるのが魅力です。

まとめ

ベトナムではクレジットカードが使えます。特に使いやすいのは国際ブランドであるVISAやMastercardなどです。アメックスやJCBは使えないお店も多いので注意してください。露店やタクシー、小さな個人商店での支払い用に少額の現地通貨も準備しておきましょう。

ベトナムではクレジットカードなどのキャッシュレス決済が少しずつ使いやすくなっているものの、未対応のお店も少なくありません。また、ベトナムなど海外でクレジットカード決済を多用し過ぎると、両替や事務の手数料負担が増えてしまいます。

ベトナムでの手数料負担を削減するためにも、Wiseデビットカードを併用してはいかがでしょう。

Wiseデビットカードは手数料が安くなっており、ベトナムなど海外での決済時に発生するコストを削減できるというメリットがあります。Wiseデビットカードをコスト削減にぜひ役立ててください。

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ソース
  1. ベトナムのクレカ普及率
  2. ベトナムのクレカ・金融事情
  3. 日本の銀行口座保有率
  4. ベトナムの決済の現状
  5. ベトナムの決済の現状②
  6. スマートフォンの普及率
  7. 使えるブランド
  8. 使える場所
  9. JCBプラザ
  10. 楽天カード
  11. ポイントが使えるお店
  12. 学生専用ライフカード
  13. HSBCについて
  14. 支店やATM
  15. クレジットカードのタイプや手数料
  16. アメックスの特典
  17. アメックスの特典②
  18. クレカの登録について
  19. クレカの登録について②
  20. クレカの登録について③
  21. クレカ以外の決済(アプリなど)
  22. 支払いを断られるケース
  23. クレジットカードの犯罪(ニュース)
  24. 注意喚起
  25. 海外での注意・連絡先まとめ(クレカ協会)
  26. 手数料率
  27. 手数料引き上げの動き
  28. 手数料引き上げ

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