ソニー銀行で海外送金をお得に受け取るには?手数料・レートに注意

Wise

海外送金の受け取りは、送金人がどの銀行、海外送金サービスを使用するかによって、受取額が変わってきます。つまり受取人も、数ある送金方法やそれぞれの手数料についてしっかりと理解し、最適な方法を選ぶ必要があるということです。

この記事では、ソニー銀行を利用した場合の、海外送金の受け取り方法をまとめてご紹介します。また、受取人負担がより少ない、新しいタイプの海外送金サービス「Wise(ワイズ)」についても比較して説明しています。

アメリカから100ドルの海外送金を受け取る場合にかかる手数料

受け取り手数料 為替レート 受け取りにかかるコスト
ソニー銀行で受け取る場合 0円 送金銀行またはソニー銀行が指定する独自の為替レート 送金銀行またはソニー銀行が指定する為替手数料(+仲介銀行手数料)
Wise送金人がWiseを使った場合 0円 実際の為替レート 0円

(ソニー銀行 ソース1 ソース22019年2月)

ソニー銀行の海外送金受け取りにかかる手数料

ソニー銀行の海外送金受取手数料は0円。しかし、ここには注意が必要です。海外送金の受け取りにかかるコストは、「受取手数料」だけではないからです。

ソニー銀行の場合、受取手数料は無料ですが、ほかにも様々な「隠れたコスト」がかかってくることを忘れてはいけません。下記に、海外送金にかかる手数料をまとめました。

海外送金にかかる手数料一覧

海外送金にかかる手数料一覧
送金手数料 お金を送る際に、送金を行う銀行(スタート地点)に支払う手数料。送金人が支払う場合と、受取人が支払う場合とがあります。
中継銀行手数料 送金銀行と受取銀行に直接提携関係がない場合、2つの銀行をつなぐ中継銀行が必要となります。その中継銀行が課す手数料のこと。送金人、受取人、もしくはその両方が払う必要があります。
受取手数料 お金を受け取る際に、受取先の銀行(ゴール地点)に支払う手数料。送金人が支払う場合と、受取人が支払う場合とがあります。ソニー銀行の場合、無料。
為替手数料 銀行・海外送金プロバイダが独自に設定した為替レートに含まれる手数料。通貨の両替が行われる際に引かれます。

ソニー銀行の為替レート:「隠れたコスト」となる為替手数料に注意

ソニー銀行での海外送金の受け取りには、「為替手数料」がかかります。海外送金を行う銀行のほとんどは、独自の為替レートを設定しています。このレートはGoogleなどで検索したときに出てくるリアルレートに、銀行が為替手数料を上乗せしたTTSレートと呼ばれるものです。以下、ソニー銀行からの引用です。

「外貨の購入・売却には為替コストがかかります。これは、小口の売買の場合は銀行がお客さまとの取り引きを直接外国為替市場に繋げることができないことや、お取り引きを繋ぐ時にも時間差による為替変動リスクがあるためです。そのコストが取り引きの際のレートに上乗せされています。」

しかし、ここでもう一つ注意したいことがあります。たとえばアメリカから日本に送金が行われる際、どの時点で通貨の両替がなされるかは場合による、ということです。つまり受取銀行であるソニー銀行の為替レートが採用されるとは限らないのです。送金元の銀行、もしくは中継銀行の為替レートをもとに両替が行われる場合もあるということ。

ソニー銀行の為替手数料は1ドルあたり0.15円と比較的安価ですが、銀行によっては1ドルあたり1円以上の場合もあります。これでは大きな損失になってしまいます。為替手数料は受取人の負担となるので、送金を受け取る場合でも送金方法をしっかりと検討して選びたいですね。

ドル、ユーロ、人民元のようにポピュラーな通貨ではなく、よりマイナーな通貨から日本円に送る場合はさらに注意が必要です。なぜなら、マイナーな通貨の場合、その通貨から日本円に直接両替できないことが多いからです。つまりマイナーな通貨→米ドル、米ドル→日本円と2回にわたって両替が行われることがほとんど。そうすると、為替手数料を二重に支払うことになってしまいます。

こういった為替手数料による損失を防ぐためには、リアルレートで両替を行う送金方法を選ぶことをおすすめします。オンラインの送金サービス「Wise(ワイズ)」は、常に為替手数料のかからないリアルタイムレートを採用しています。また、マイナーな通貨でも二重の両替を行うことなく無駄がありません。ぜひ一度、Wiseのホームページで海外送金シミュレーションをしてみましょう。受取人はアカウント開設の必要はありません。送金人がWiseを介して送金を行えば、普通の海外送金と同じで、受取人は自分の銀行口座で受け取りができます。

(ソニー銀行 ソース1 ソース2 2019年2月)

中継銀行手数料にも注意

ソニー銀行で海外からの送金を受け取る際、もう一つ注意したいのが中継銀行手数料です。

銀行を通した海外送金は、通常SWIFT(スウィフト)と呼ばれるシステムを使って行われます。SWIFTは国際銀行間通信協会の略称で、世界中の銀行をつなげる役割を背負っています。このシステムでは、送金銀行から受取銀行への送金の際に多くて3つもの中継銀行を経由することもあります。もちろん、経由する銀行が多ければ多いほど手数料も多くかかってきます。

ソニー銀行で海外からの送金を受け取る際、中継銀行は三菱UFJ銀行に指定されます(米ドルで送る場合はJPモルガン・チェース銀行も指定可能)。しかし中継銀行手数料の額は事前に把握できず、不便に感じる方も多いでしょう。

(ソニー銀行 ソース 2019年2月)

手数料は、受取人負担になることも

こういった手数料は、いったい誰が支払うのでしょうか?海外送金には、一般的に3つの手数料負担の形態があります。それがBEN(受取人負担)、OUR(送金人負担)、そしてSHA(送金人・依頼人が共同で負担)です。

海外送金の手数料負担のパターン
BEN(受取人負担) 送金手数料、受取銀行手数料、中継銀行手数料すべてを受取人が負担する
OUR(送金人負担) 送金手数料、受取銀行手数料、中継銀行手数料すべてを送金人が負担する
SHA(送金人・依頼人が共同で負担) 送金手数料は送金人が負担し、受取銀行手数料は受取人が負担する(中継銀行手数料は受取人・送金人のいずれかが支払う)

この3つの方法のうちどれにするかは、送金人が送金申し込み時に選択します。「勝手に受取人負担にされて思わぬ手数料を払わされた」というようなトラブルがないように、事前にしっかりとどの負担方法にするかを話し合って決めておきましょう。

Wise:より安く透明性の高い海外送金方法

ソニー銀行では受取手数料が0円であるからといって、受取人が全く手数料を支払わなくてもよいというわけではないことがお分かりになったかと思います。

今日、海外送金を取り扱うサービスは多様化しており、海外送金に特化したサービスの中には、受取人の負担が0円になるものもあります。それが「Wise(ワイズ)」です。

ワイズはより安く透明性の高い、新しい海外送金の方法です。世界中に銀行口座を開設し、送金人が自国のWise口座に振り込んだお金を、Wiseが受取人の国の口座から受取人に振り込むことで、より安くより早い海外送金を実現しています。

またWiseは常にリアルタイムの為替レートを採用しています。つまり、為替手数料はかかりません。これはマイナーな通貨からの両替を行う場合も同じです。

こうした画期的な仕組みにより、Wiseは送金にかかる手数料を従来の銀行を通した送金よりも最大で8倍安く抑えることができます。申し込み時に表示される送金手数料(送金人負担)以外の手数料は一切かからないので、安心ですね。受取人にとっても、送金人にとってもお得になることが多いです。

Wiseでは送金前にシミュレーションをすることができ、受取額がいくらになるのか、手数料は全部でいくらになるかがはっきりとわかります。ぜひこちらからシミュレーションをしてみましょう。海外からの送金を受け取る予定がある場合、送金相手に「Wiseで送って」と提案してみるといいでしょう。受取人側では、アカウント開設など特別な手順は一切必要ありません。

(ソニー銀行 ソース 2019年2月)

ソニー銀行で海外送金を受け取るのにかかる日数

ソニー銀行で海外からの送金を受け取る際、送金されてから着金までに通常、3~4営業日以上かかります。もちろん様々な事情により変わってくることもあるので、一概には言えません。送金状況は送金元の金融機関にて確認しましょう。お金が到着したら、メールでお知らせが来ます。

(ソニー銀行 ソース 2019年2月)

ソニー銀行の取り扱い通貨

  • 日本円 
  • 米ドル
  • ユーロ 
  • 英ポンド 
  • 豪ドル
  • NZドル
  • カナダドル 
  • スイスフラン
  • 香港ドル
  • 南アランド
  • スウェーデンクローナ

(ソニー銀行 ソース 2019年2月)

ソニー銀行で海外送金を受け取るために送金人に伝えるべき情報

ソニー銀行で海外送金を受け取る時には、以下の情報を送金人に事前に知らせる必要があります。情報はすべて英語表記になります。

  • 送金区分(Remittance Type)

これは「電信送金(Telegraphic Transfer)」になります。

  • 受取通貨

お金を受け取りたい通貨を指定します。

  • 受取人取引銀行(Beneficiary's Bank)

ソニー銀行(Sony Bank Incorporated, Tokyo)です。SWIFTコードと呼ばれる銀行特有のコードが必要になるので忘れないでください。ソニー銀行のSWIFTコードは「SNYBJPJT」です。

  • 受取人口座番号(A/C No. to be credited)

001-XXXXXXX(7ケタの口座番号)です。

  • 支店名/住所(Branch/Address)

本店/東京都千代田区内幸町二丁目1番6号

Head Office/2-1-6 Uchisaiwaicho, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan

  • 受取人名と住所(Beneficiary)

自分の名前と住所です。名前は口座名義の英語表記と一致するようにしてください。

  • 中継銀行(Intermediary Bank)

三菱UFJ銀行(MUFG Bank, Ltd. Tokyo)になります。SWIFTコードは「BOTKJPJT」です。海外の銀行から米ドルを送金する場合、JPモルガン・チェース銀行も指定可能です。(JPMORGAN CHASE BANK, N.A.,NEW YORK(SWIFT:CHASUS33))。

(ソニー銀行 ソース 2019年2月)

ソニー銀行で海外送金を受け取る方法

ソニー銀行で海外からの送金を受け取る方法は以下の通りです。

  • ソニー銀行のマイページにログイン

着金を知らせるメールが届いたら、ソニー銀行のマイページにログインして「振り込み・入出金」→「海外送金」タブをクリックします。

  • 「受け取り」を選択

「受け取り」タブを選択すると海外送金受取の一覧が表示されるので、受け取りたいものをクリックします。

  • 受け取り手続き

オンライン上で受け取り手続きを行います。この手続きの際には、マイナンバー提供を含む、個人情報の記入が必要です。過去に同一の送金があった場合、受け取り手続きが不要となることもあります。この情報をソニー銀行が確認したら、口座にお金が入金されます。

(ソニー銀行 ソース1 ソース2 2019年2月)

お得に海外送金を受け取るには?

以上、ソニー銀行で海外からの送金を受け取る方法、手数料などをまとめて紹介しました。

ソニー銀行では、明示された手数料以外にも、為替手数料や仲介銀行手数料などがかかり、これが受け取る金額を左右します。誰がどの手数料を支払うのか、といった問題もあるので、海外送金を行う際には送金相手と一緒にしっかりと詳細を確認する必要があります。

また、海外送金を行う際には銀行を介した従来の送金方法だけでなく、Wiseのような新しい海外送金サービスがあることもご理解いただけたと思います。Wiseは、リアルタイムの為替レートを使用して、海外送金を安く・分かりやすいものにしています。受取額を最大にしたい場合、送金者にWiseの使用を提案してみるといいかもしれませんね。

ソニー銀行の海外送金問い合わせ先

最後に、ソニー銀行で海外送金の受け取りに関して質問がある場合に参考にある、問い合わせ先をまとめました。

・電話でのお問い合わせ

コールセンター【メンテナンス時間を除く24時間受付】

0120-365-723(フリーダイヤル、携帯電話・PHSもOK)

03-6730-2700(通話料有料)

自動音声に従い、海外送金に関する問い合わせは「4#」(金融商品に関するお問い合わせ)を押します。

・チャットでのお問い合わせ

チャットで問い合わせる【受付時間:平日9:00~17:30】

・メールでのお問い合わせ

メールで問い合わせる(お問い合わせフォーム)

(ソニー銀行 ソース 2019年2月)


当社は、当ブログを利用することによって生じたいかなる損害について、一切の責任を負いかねます。 当ブログに掲載されている情報は、その妥当性、信頼性、有用性、最新性を保証するものではありません。 当ブログで掲載している情報につきましては、一切の予告なく内容を変更する可能性があります。あらかじめご了承ください。


*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。

国境のない金融

詳しくはこちら

役立つ情報、ニュース、お知らせ