中国からの送金を日本で受け取るには:送金日数も
中国から給料を海外送金して日本で受け取る場合、他国と送金に関する条件が異なる場合が多いので注意が必要です。この記事では、中国から日本への送金の受け取り可否や送金人に伝えるべき情報などを解説します。
ネッテラーはオンライン決済システムとして有名ですが、個人間での海外送金も可能です。ネッテラーのユーザー同士はもちろん、アカウントを持っていない人に対してもメールアドレスがあれば送金することができます。
ネッテラーを利用した海外送金では、送金手数料は無料ですが、為替レートに為替手数料が含まれていることに注意が必要です。さらに後述するように、ネッテラーでは出金や入金にも手数料がかかります。リアルタイムの為替レートを使用した海外送金サービスのワイズ(Wise) と比較してみてみましょう。
プロバイダ | 海外送金手数料 | 為替レート | 手数料合計 |
---|---|---|---|
ネッテラー | なし | 為替手数料3.99%が上乗せされた為替レート | 39.9ドルに値する日本円+(銀行口座から入金する場合は入金手数料も別途でかかります) |
Wise | 214円+0.64% | リアルタイムの為替レート | 930円 |
(ネッテラー ソース 2019年2月)
ネッテラーの海外送金は「You can do it without transaction fees」と謳っているように、送金手数料は無料ですが、代わりに3.99%の為替手数料がかかっています。
例えば、100円=1ドルが実際の為替レートの時、ネッテラーの為替レートは、103.99円=1ドルとなります。海外の受取人に1000ドル分を送金したい場合、1000ドル×103.99円/ドル=103990円を送金する必要があります。つまり、3990円(39ドル分)が為替手数料です。
また、ネッテラーには入金/出金手数料があり、ネッテラーのアカウントに入金するには入金手数料が2.5%、アカウントにある資金を銀行口座に出金する場合は、7.5ユーロの出金手数料がかかることも注意が必要でしょう。ネッテラーの決済で使う場合は、出金手数料はかかりません。またネッテラーが提供するNet+ Prepaid Mastercardで使う場合も、手数料は1.45%と銀行口座出金よりはお得になっています。
「受取人に対して、ある一定の金額を満額で送りたい」という場合は、ネッテラーでの海外送金は、為替手数料、入金手数料、そして出金手数料を考慮しないといけないので、少しややこしいかもしれません。
送金額と受取額が明瞭に分かる海外送金サービスもあります。例えば、Wiseでは、送金元の通貨・送金したい通貨、送金額または受取額を海外送金シミュレーションに入力すると、かかる手数料が下記のように簡単にわかります。
(シミュレーションは、2019年2月27日16:27(GMT+2)時点)
リアルタイムの実際の為替レートを使用しているので、為替手数料がかからないこともポイントですね。
Wiseの安い手数料は、その送金の仕組みに理由があります。
通常の海外送金は、国内銀行から中継銀行へ、中継銀行から海外銀行へと送金していますが、Wiseは、送金人の日本の口座からWiseの日本の口座、そしてWiseのアメリカの口座から受取人のアメリカの口座へといったように、国内送金を活用する新しい送金システムを確立しています。
Wiseの利用者は世界中で400万人を超え、毎月3億ポンド(約4,280億円)以上の送金を行っています。日本では関東財務局へ資金移動業者として登録しているので、資金の安全も保障されています。
Wiseでの海外送金シミュレーションはこちらからできます。銀行よりも8倍近く安い手数料で済むこともありますよ。Wiseを通した送金では、受け取り手数料がかからないので、自分が受取人となる場合は、送金人にWiseの使用を提案してもいいかもしれません。
ネッテラーの話に戻りましょう。ネッテラーのアカウントは、未認証のままだと一度しか個人間送金を使用することができません。複数回送金したい場合には、アカウントを認証する必要があります。手順は以下のようになります。
秘密の質問と答えを入力。
名前、住所、職業と送金目的を入力。
本人確認書類をアップロード(方法は2つあります)。
1つ目の方法は、マイナンバーカードの両面をスキャンしてアップロードすることです。
もう1つの方法は、運転免許証(両面をアップロード)、パスポート(顔写真のあるページをアップロード)、在留カード(両面をアップロード)のいずれか1つと、マイナンバー通知カードの表面をアップロードします。
本人確認審査が終わると、ネッテラーから完了のメールが届く。
住所確認コードを受け取る。
本人確認の審査が完了すると、一週間ほどで、入力した住所宛に住所確認コードが届きます。
(ネッテラー ソース 2019年2月)
ネッテラーのアカウントにログインし、[個人間送金]から[E メールまたは NETELLER 口座に送金]を選択
受取人の口座、またはEメールに送金する
受取人がネッテラーのアカウントを持っていればそちらに、もしアカウントを持っていない場合は、Eメール宛に送金ができます。
(ネッテラー ソース 2019年2月)
以下、銀行口座に出金する場合の出金方法を説明します。
ネッテラーアカウントから 「出金」リンク→「今すぐ引き出す」→「口座への引き出し」 を選択する
口座番号や銀行コードなどの銀行口座情報を入力する
初めて銀行に出金する際には、銀行通帳や過去3ヶ月以内に発行された銀行口座明細などを提出する必要があります。通帳や明細書には氏名および住所、銀行口座番号が記載されていることが必須です。
(ネッテラー ソース 2019年2月)
ネッテラーを利用した海外送金は個人間の送金が可能で、アカウント同士だと即時反映されます。しかし、為替手数料が3.99%かかるのが難点です。
さらに、ネッテラーのアカウントに入金する時には2.5%の手数料、銀行口座に出金する時には7.5ユーロの手数料がかかります。送金手数料は無料でも、こうした様々な手数料に気をつける必要があります。
海外の銀行口座に送りたい場合は、Wiseなど他の送金方法がおすすめです。実際の為替レートを使っていて、わかりづらいコストがありません。日本円からは47通貨に送金可能です。シミュレーションはこちらから。
(ネッテラー ソース 2019年2月)
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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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