【2021マレーシア移住ガイド】ビザ条件・物価、生活費などまるごと解説!
日本人に人気の高いマレーシアの移住条件やビザ、生活費、仕事の探し方などを解説。さらに海外移住の際に欠かせない海外送金におすすめのサービスも紹介しています。
マレーシアで気軽に使える銀行口座があれば便利だと考えている日本の人は少なくないでしょう。
ロングステイ財団の調査によるとマレーシアは移住人気ランキング1位を毎年とっています。観光でもクアラルンプールリゾートやボルネオには多くの日本人観光客が訪れています。現地に自分名義の口座があれば様々な用途で使えて便利です。しかし気軽に外国人が口座を開けるのでしょうか。
長期滞在、または観光で訪れた際にマレーシアの口座を開設できるのか?おすすめの銀行はどこなのか?を解説します。
マレーシアの銀行口座開設を考えている人は、マレーシア⇄日本間の海外送金の機会もあるかもしれません。海外送金に特化したWiseを使うと、為替手数料が含まれない実際の為替レートで送金ができます。
例:日本の口座からマレーシアの口座へ10万円を送金する(中継銀行手数料を送金人が負担する場合)
銀行/プロバイダ | 送金手数料 | 為替レート | 合計コスト | 受取概算額 |
---|---|---|---|---|
PayPal ¹ | 499円 | 独自の為替レート(1MYR=27.1574円) | 499円+為替手数料 | 3,663.86MYR |
楽天銀行² | 1,750円 | 独自の為替レート(1MYR=27.79円) | 1,750円+為替手数料 | 3,535.45MYR |
Wise¹ | 1,237円 | 実際の為替レート(1MYR=25.9601円) | 1,237円 | 3,804.42MYR 送金する |
(PayPal、楽天銀行、Wiseの順に、2019年10月21日12:38、12:36、12:38(GMT+2)時点確認。PayPal・WiseはWise: 海外送金にかかる手数料を比較ページに、楽天銀行は楽天銀行海外送金シミュレーターの結果に基づく)
上記の例では、一見PayPalの送金手数料が格安に見えますが、その割高な為替レートによって受取概算額が実際の為替レートを使用するWiseよりも少なくなる結果に。海外送金時には、送金手数料だけではなく、各社の為替レートを比較するようにしましょう。
非居住者がマレーシアの銀行口座を開設することは以前に比べ難しくなっています。
マネーロンダリングやテロ資金供与対策として、マレーシアの各銀行では口座開設の際にマレーシア滞在の目的を証明するための長期滞在ビザ(MM2H)や学生ビザ、ワークパミットの提示を求めることが一般的になっています。(しかしマレーシアの中央銀行は法律的には非居住者の銀行口座開設を禁止しているわけではないため、最終的には各銀行の判断に口座開設の判断は委ねられています。)³
国際的なネットワークをもつHSBC(香港上海銀行)なら、マレーシアを含む30以上の国で海外口座(international account)を開けるサービスもあります⁴。しかし、プレミア口座(最低残高が香港なら日本円で1000万円以上必要⁵)以外では、手数料がかかります。詳しい手数料についてはHSBCに直接問い合わせる必要があります。
例外的に、マレーシアに不動産を所有している人であれば非居住者でも銀行口座を開設できる可能性があります⁶。該当する人はマレーシアの銀行に問い合わせてみるといいでしょう。
上記のことを踏まえると、マレーシアで非居住者の人が、「観光ついでに現地の銀行口座を開く」といったことは現状難しいと言えるでしょう。
日本にいながらマレーシアの銀行口座を開こうと考える人もいるかもしれません。しかし、マレーシアを代表する大手銀行の中には支店が日本にないケースも多いです。マレーシア展開も行うHSBCも日本における個人金融サービスを終了しています⁸。
以下では、マレーシアに移住・留学する人(居住者)がマレーシアの銀行口座を開設する際に必要となる書類、銀行口座開設の手順について紹介します。
厳密には、各銀行で必要な書類は異なります。各銀行の支店に足を運んで必要書類を確認しなければいけません。しかし事前に用意しておくと良い一般的な書類は以下の通りです⁷。
マレーシアで銀行口座を開く手順は以下の通りです⁷。事前にオンラインでフォームを提出できるところもありますが結局は情報を入力して窓口に出向くことになるため直接やりとりした方が話もスムーズに進むでしょう。
マレーシアの銀行口座の手数料や口座維持費は銀行の口座・グレードによって異なります。一般的な普通口座ならば口座維持費も無料です。グレードが高い口座の場合はミニマムデポジットを下回ると手数料が発生するという仕組みであることが多いです。ここでは一般的な普通口座の一例を紹介します。
基本的に無料。グレードの高い口座だと預入金額が規定を下回ると月に5RM程度発生する⁹¹º。
Maybankでは1ヶ月につき最初の4回まで自行のATM利用は無料¹¹。CIMBでは、最初の8回まで無料⁹。発生したとしても引き出すのに0.5RM程度⁹¹¹。
基本的に無料⁹。
口座開設後、3ヶ月以内に解約すると20RMの手数料がかかります⁹¹。
日本からマレーシアへの送金は比較的高額になりがちです。一般的な銀行では、送金手数料だけで5,000円以上かかることも。
さらに、銀行や多くの海外送金プロバイダは海外送金を行う際、実際の為替レートではなく、為替手数料を上乗せした独自レートを採用しています。
つまり、わかりやすい送金手数料以外にもレートの中に隠れたコストがかかっているということです。
楽天銀行と、実際の為替レートを使用するWiseで具体的な例を見てみましょう。
銀行 | 送金手数料 | 両替される日本円額 | 為替レート | 受取概算額 |
---|---|---|---|---|
楽天銀行 | -1,750円 | 98,250円 | 1MYR=27.79円 | 3,535.45MYR |
Wise | -1,237円 | 98,763円 | 1MYR=25.9601円 | 3,804.42MYR |
(楽天銀行、Wiseの順に、2019年10月21日12:36、12:38(GMT+2)時点確認)
楽天銀行とWiseの送金手数料の違いは500円程度ですが、使用する為替レートによって受取額に大きな差が出ることもあることがわかるかと思います。上記の例の場合は、268.97MYR分(約6,982円)、Wiseの方が多めに届く結果に。
実際の為替レートで海外送金を行いたい人にはWiseが選択肢となるかもしれません。国内送金を活用した新しい送金システムによって、
といった特徴があります。
Wiseの海外送金シミュレーションから、日本の口座からマレーシアの口座への海外送金をどれだけ安く済ませることができるか見てみましょう。
海外送金手数料は銀行によっても異なりますが日本人にも人気のCIMB銀行を例に解説します。
日本円口座への海外送金の手数料は、30RM前後(780円程度)で済みます¹²。日本からマレーシアへの送金と比べるとマレーシアから日本への送金はかなり安価ですね。しかし、マレーシアから送る場合にも為替レートに注意しましょう。日本の銀行と同様に、マレーシアの銀行でも為替手数料を上乗せしたレートを使用しています¹²。
日本人にとってマレーシアの銀行はあまり馴染みがなくて銀行選びに迷う人も多いのではないでしょうか。マレーシアの銀行の中でも人気の銀行をご紹介します。
MayBankはマレーシア最大手の銀行です。最大手なのでマレーシア国内でも支店、ATMの数が多いところに強みがあります。またシンガポールやフィリピンなどマレーシア周辺などアジア諸国でも広く展開しているネットワークも魅力的です。またMayBankには「MayBank2U」というスマホアプリがあり光熱費の支払いやQRpayにも対応しており使い勝手が良いと評判です。
CIMB Bankはマレーシアで第2位の規模の銀行です。マレーシア国内でも十分な支店、ATM数があるため安心して利用できます。日本人にお馴染みのLCC「Air Asia」と提携していてポイントがたまるプログラムも用意されています¹³。オンラインバンキングなどの便利な機能も一通り揃っていて最大手のMayBankと同様に日本人に人気のある銀行です。
Public Bankはマレーシアでも業界3位の銀行です。マレーシア現地の企業とタイアップして割引やお得なキャンペーン企画をしていることがあるためプロモショーンが好きな人は確認してみると良いでしょう。中華系の銀行でマレーシアを拠点にしていますが香港、カンボジア、ベトナムにも支店があります。¹⁴
HSBCマレーシアはイギリスのHSBCグループ傘下の銀行です。アジアだけでなく世界中に拠点があるため国際的なネットワークが魅力的です。もともとマレーシア以外の国でHSBCの口座を持っている人ならばオンラインバンキングの使い勝手も良いでしょう。また既にマレーシア以外で口座を開いていればマレーシア現地のHSBCの口座開設をサポートしてもらえる可能性もあります。⁴
マレーシアに住みながらも海外に仕事先があったり、海外とのお金のやりとりが多い人の場合、複数の通貨の管理が必要になることがあるかと思います。そんな人におすすめなのが、40以上の通貨をアカウント1つで管理できるWiseのボーダーレス口座です。
例えば日本円、米ドル、リンギット、ユーロなど様々な通貨を一つの口座で管理できます。しかもアカウント内の両替であれば実際の為替レートとわかりやすい手数料で簡単に両替することができます(隠れたコストはありません)。なお、銀行口座ではないので、金利などは付きません。
米ドル、ユーロ、英ポンド、ニュージランドドル、オーストラリアドルは、手数料無料でボーダーレス口座に送金を受け取ることも可能です。
ボーダーレス口座の開設や口座維持費は無料なので、気軽に開設することができます。複数の通貨を同時に管理したい人は、Wiseのボーダーレス口座をチェックしてみてください。
マレーシアは非居住者が現地の銀行口座を開設するのが難しく、旅行のついでに銀行口座を気軽に開くことはできないと考えたほうがいいでしょう。一方、留学や就労などでマレーシアに居住している人であれば口座開設はスムーズに進むはずです。
マレーシア移住の前に、日本からマレーシアへ海外送金の必要があるかもしれません。銀行や多くの海外送金サービスでは送金手数料のほかに、為替レートにも隠れたコストがあることに注意しましょう。Wiseは実際の為替レートと割安な送金手数料で海外送金サービスを提供しています。代替案として検討してみてもいいですね。
ソース
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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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