シンガポールの不動産購入について解説:税金や購入方法まで
シンガポールの不動産を購入しようと思ったら、シンガポールでの常識を事前に確認しておくと安心です。この記事では、シンガポールで不動産を購入する際の価格やメリット・デメリットなどを解説します。
常夏の都市国家シンガポール。教育や医療の水準も高く、日本人からも人気の高い国です。そんなシンガポールに移住したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、シンガポールに移住する前に知っておきたい情報と合わせて、移住におすすめな5つの方法を解説します。また、気になる生活費や物価、さらにシンガポールで仕事を探す方法も見ていきましょう。
海外移住の際に欠かせない海外送金をお得にできるサービスWiseについても紹介します。
🔖目次 |
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シンガポールは日本から距離も近く、文化も似ているため日本人の海外移住先として人気です。シンガポールで暮らす日本人の数は約36,000人と、世界で11番目に多くなっています。日本人が暮らしやすい国、シンガポール。その基本情報を見ていきましょう。
人口¹:約564万人(2019年現在)
歴史:1963年、マレーシア連邦の一部としてイギリスから独立。1965年にマレーシアより分離独立し今に至る。
シンガポールに住む日本人の数¹:36,423人(2017年現在)
平均月収・物価:シンガポールの平均月収は4,563SGD(約355,000円、保険料など徴収前、2019年現在)²。物価水準は日本よりも高め。国土が狭く人口が多いため、住居費が高い傾向にある。しかし交通費やローカルフードは安い。
シンガポールの1ヶ月の生活費 | 金額 |
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家賃 | 約1,900SGD(15万円)~ |
食費 | 約400SGD(30,000円)~ |
交通費 | 約100SGD(7,000円)~ |
通信費 | 約50SGD(3,500円)~ |
光熱費・水道 | 約150SGD(12,000円)~ |
娯楽費 | 約200SSGD(14,000円)~ |
シンガポールは国土の狭さに対し人口が非常に多いため、家賃が高額であるという特徴があります。
単身で移住する場合、HDB(公営住宅)やコンドミニアムの1室を借りてシェアハウスをするのがおすすめかもしれません。この場合、キッチンやバスルームなどを共有することになります。
シンガポールの1か月間の食費は約450~600SGD(約36,000円~50,000円)と、日本よりも少し高めです。
シンガポールは外食文化が発達しており、非常に多くの屋台やレストランがあります。レストランなどは少しサービスチャージなどがかかり高額になりがちですが、フードコートやローカルなお店で食事をすれば、1食1,000円以内に抑えることも可能です。また、お酒が高いという特徴もあります。またほとんどの商品やサービスにはシンガポールの消費税であるGST(物品サービス税)がかかります。
シンガポール移住が決まったら、初期費用や生活費、不動産の購入費用などを日本から送金する必要が出てきます。
シンガポールに移住する場合、日本の口座からシンガポールの口座へ海外送金する必要が出てくるかもしれません。
しかし、銀行を利用した海外送金は送金手数料が高く、さらに為替レートもお得であるとは言えません。そのため送金に意外なコストがかかってしまうことも。銀行以外の選択肢として、Wiseなどの送金サービスも検討してみましょう。
海外送金にかかるコストは、送金手数料だけではありません。銀行や多くの送金サービスは、為替レート自体にも手数料を上乗せしています。海外送金サービスを比較する際は、必ず為替レートにも注目するようにしましょう。上記のように同じ額を送金しても、銀行やサービスによって受取額に差が出ることがわかります。
💡Wiseの特徴💡
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シンガポールに移住する際は、合法的な滞在を許可するビザが必要不可欠です。ビザの種類はたくさんありますが、特に以下の5つの方法がおすすめだといえます。
シンガポール移住には、シンガポールで就職することが最も基本的な方法になるかと思います。シンガポールの就労ビザ「S Pass」を取得するには、以下が条件となります。³
また、S Pass保持者が配偶者や子供などの扶養家族をシンガポールに同行させたい場合は、月6,000SGD(約47万円)以上の収入が必要となります。
月に4,500SGD(約35万円)以上の収入があり、管理職についている場合はEmployment Visaを申請することも可能です。
シンガポールで起業や投資を行う場合は、EntrePassを申請できる可能性があります。EntrePassは申請条件が細かく定められているので、シンガポール政府の公式サイトでしっかり確認しましょう。⁴
「今すぐシンガポールで暮らしたいけど、仕事がない」という人は、まずはシンガポールの学校に通ってみるのもありかもしれません。フルタイムで学校に通えば、Student Passを申請することができます(パートタイムのコースでは不可)⁵。
シンガポールは教育水準が高く、高レベルの教育が期待できます。またアジアで唯一英語を公用語としている国であり、また中国語を話す人も多いため2か国語を学ぶことも可能です。さらに学校を卒業したら、そのまま現地で就職することも考えられます。
仕事をして滞在資金を稼ぎながら休暇を楽しむ「ワーキングホリデー」制度。シンガポールもワーホリを採用しており、以下の条件を満たせばWork Holiday Passを申請できます。⁶
Work Holiday Passでは、最長で6ヶ月間までシンガポール滞在・就労が可能になります。そのままシンガポールで就職できれば、就労ビザに切り替えることも可能です。
シンガポールで働く(就労ビザを持っている)家族がいる場合、家族が帯同家族ビザを申請することができます。帯同家族ビザに条件が当てはまらない場合、長期滞在ビザを検討するのもありでしょう。ただしどちらの場合も、就労ビザ保持者の収入条件(6,000SGD以上の月収)を満たすことが重要です。⁷⁺⁸
【Dependant's Visa】
【Long Term Visit Pass】
シンガポールで働く場合、①日本企業に勤めてシンガポールに赴任する、②シンガポール現地で就職する、の2つの方法があります。ここではシンガポールの現地採用について簡単に見ていきましょう。
最も簡単な現地就職の方法は、日系企業に応募することです。シンガポールには多くの日系企業が進出しており、日本語ができるために優遇される可能性があります。また、英語や中国語ができればさらにプラスとなります。
シンガポールの求人情報は日本語でもオンラインで探すことができます。以下のようなサイトを参考にしてみるとよいでしょう。
新卒の場合や特別なスキルを持っていない場合は、ワーキングホリデー制度を利用して現地で仕事を探し、そこから本格的な就職を目指すという方法もあります。
シンガポールの平均月収は4,563SGD(約355,000円、保険料など徴収前、2019年時点)です。日本人の若い人がシンガポールで現地就職する場合、最初の給与は約3,000~3,500SGD(23万~27万円)程度になることが多いようです。
もちろん、スキルや経験によって給料は上がっていきます。シンガポールに住む外国人管理職の平均年収は約2,540万円という情報も(2018年時点)⁹。
以上、シンガポールに移住する方法や生活情報などを見てきました。シンガポールにはリタイアメントビザなどの制度がなく、また物価も高いため、移住するなら仕事を得ることが現実的になります。もしくは、ワーホリや留学などの制度を活用するのも良いでしょう。
海外移住の際には、初期費用などを日本からシンガポールへ送金する必要が出てきます。銀行からの海外送金は手数料が高く、コストが思った以上にかかってしまうことも。お得に送金したいなら、リアルレートを使った送金サービスWiseを使ってみるのも良いでしょう。
ソース
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