2020年インドで銀行口座を開設する!人気な銀行は?
インドに移住・長期滞在するなら、現地の銀行口座が欠かせません。給与の受け取りや家賃・公共料金の支払いなど、銀行口座が必要になる機会は多くあります。
この記事ではインドで銀行口座を開設する方法を見ていきます。必要な書類や口座開設の条件、気になる手数料などを解説。またインドのおすすめの銀行も紹介します。
インドへリアルレート海外送金
インドに移住する際、日本⇄インド間の送金をすることがあるかと思います。海外送金に特化したWiseを使うと、「隠れコスト」の無い実際の為替レートでお得に送金ができます。
例:日本からインドへ10万円を送金する(中継銀行手数料を送金人が負担する場合)
銀行/プロバイダ | 送金手数料 | 為替レート | 受取概算額 |
---|---|---|---|
新生銀行 | 2,000円 | 為替手数料を上乗せした独自のレート(1INR=1.56825JPY) | 62,489.94 INR |
楽天銀行 | 1,750円 | 為替手数料を上乗せした独自のレート(1INR=1.69787JPY) | 57,866.68 INR |
Wise | 1,090円 | 実際の為替レート(1INR=1.54119円) | 64,177.75 INR |
(2020年2月6日12:03(GMT+2)時点シミュレーション)¹
初めての送金の手続きは全てオンラインで完結します(10万円以上の送金または2回目以降は、日本の住所確認が必要です)。海外送金シミュレーションで、どれだけ安い手数料で済むのか見てみてください。
リアルレートで海外送金:Wise無料登録 |
---|
インドで銀行口座を開くのに必要な書類・条件
インドの銀行口座開設の際には、基本的に証明写真、身分証明書、そして住所を証明できる書類の提示を求められます。²⁻⁷
しかし、インドでは支店や担当者によって対応が大きく異なることが一般的です。そのため、ホームページに記載のない書類の提出を求められることもあります。必要になりそうだと思われるものは全て準備して支店を訪問するのが得策でしょう。
【必ず必要なもの】
- 証明写真(パスポート用サイズであることが多い)
- パスポート(原本)
- パスポートの写真ページ、ビザぺージ、直近の入国スタンプのページのコピー
- PANカード
- インドでの住所を確認できる書類(公共料金の請求書、賃貸契約書など)
- 日本での住所を印字した書類(日本の運転免許証など)
- 日本のマイナンバー書類
- 初期入金費用(銀行によって規定が異なる)
【あれば持って行った方が良いもの】
- インドの運転免許証
- 会社・学校が発行する在籍証明書
- FRROの証明書
- Aadahaarカード
- 日本の銀行の取引明細
- インドにおける税金の請求書
インドの銀行、どこがおすすめ?
インドは国土も人口も大きい国であるため、非常にたくさんの銀行が存在します。そのうちどの銀行で口座を開くかは、個人のニーズによって異なります。自分の住んでいる地域にATM・支店があるか、また会社が使用している銀行はどこかなどは、特に事前に確認しておくとよいですね。
以下では、インドでも特にメガバンクと呼ばれる大きな銀行を4つ紹介します。それぞれ開設できる口座の種類や手数料体系が異なるため、比較検討したうえで銀行を選びましょう。
- SBI(State Bank of India:インド・ステイト銀行)
- ICICI Bank(ICICI銀行)
- PNB(Punjab National Bank:パンジャブ国立銀行)
- HDFC Bank(HDFC銀行)
★日本とは違う?インドの口座種類について
インドで一般的な銀行口座の種類は、Savings Account(貯蓄口座)、Salary Account(給与口座)、Current Account(当座預金口座)です。Savings Accountはその名の通り、貯蓄用の口座で金利がつきます。最低残高が定められていることが多いです。Salary Accountは会社からの給与を受け取る用の口座で、会社側が口座を用意してくれます。こちらは最低残高が定められていません。インドでは、Salary Accountで給与を受け取った後、Savings Accountに送金して貯蓄するというお金の管理の仕方が一般的なようです。⁸
Current Accountは口座維持手数料がかかる代わりに(最低残高以上をキープしていれば無料)、毎月の取引数に制限がないといったメリットがあります。しかし貯蓄口座のように、金利はつきません。インドでは主にトレーダーや起業家など、頻繁に取引が必要な人向けに用いられています。⁹
1. SBI(インド・ステイト銀行)
ムンバイに拠点を置くSBIは、1806年に設立されたインド最古・最大の銀行です。インド国内の支店数(24,000店以上)¹º、またATM数(50,000台以上)¹¹を誇り、利便性が高いと言えるでしょう。デジタルバンキングプラットフォームYONO by SBIを提供していて、オンラインショッピングやバス、タクシーなどの予約もできるようになっています¹²。
2. ICICI銀行
ICICI銀行はインドの市中銀行としては、2番目に大きな規模を誇ります。インド国内の支店数は約5,000店、ATM数は約15,000台となっています¹³。Saving Account、Salary Accountに加え、株取引などを行う個人向けに、普通預金口座とトレーディングアカウントの機能を持つ「3 in 1 Account」も提供しています¹⁴。
3. PNB(パンジャブ・ナショナル銀行)
ニューデリーに本社を置いたPNBは、国立の銀行です。インド国内の支店数は約7,000店、ATM数は約3,700台に上ります¹⁵。2020年にはUBI(インド・ユナイテッド銀行)、OBC(Oriental Bank of Commerce)との合併が予定されており、合併後はSBIに続いてインドで2番目に大きい銀行になると目されています¹⁶。
4. HDFC銀行
HDFC銀行はインド国内に5,000超の支店を持つ、インド最大級の民間銀行です。クレジットカードとリンクして簡単に送金や支払いができるPayZappというアプリを提供しています¹⁷。
インドで銀行口座を開く手順
実際にインドで口座を開設する手順を見ていきましょう。基本的に、口座開設を希望する本人が銀行支店の窓口を訪ねる必要があります¹⁸。
ただし、事前に連絡をすれば、口座開設担当者が会社まで訪問してくれる場合もあります。例えばHDFC銀行の場合、オンラインで口座開設申し込みフォームを提出すれば、後日担当者が自宅・勤務先を訪問し、口座開設の手続きを完了してくれるようになっています。¹⁹
- 銀行支店の窓口を訪問する
- 口座開設申し込み書に必要事項を記入
- 必要書類を提出する
- 初期費用を入金する
- (数日後)SMSで口座開設手続き完了の連絡
- (数日後)郵送でスターターキット(キャッシュカード、デビットカード、パンフレットなど)が届く
インドの銀行口座に関わる手数料
インドの銀行口座にまつわる手数料は、日本と異なるものもあります。「知らないうちにお金が引かれていた!」という事態を防止するためにも、以下でしっかり手数料を確認しておきましょう。
1. 口座維持手数料
インドの銀行では、Savings AccountとCurrent Accountには最低平均残高(Minimum monthly average balance (MAB))が規定されていることが一般的です。この最低平均残高を下回ると、口座維持手数料(Account Maintenance Charge)が発生します。口座維持手数料は銀行や口座の種類によって異なるので口座開設時にはしっかり確認するようにしましょう。²º
口座維持手数料を払い続けることがないように、不要になった口座はすぐに解約してしまうことがおすすめです。
2. ATM手数料
日本の銀行では、夜間や土日祝日にATMを利用すると手数料が発生することがほとんどです。しかしインドでは、時間帯や曜日による手数料の違いはありません。代わりに、毎月何度まで無料でATMが利用できるか、口座の種類によって定められています。
例えばICICI銀行の場合、自行のATMは毎月5回まで、他行のATMは毎月3回まで無料で利用できますが、それ以上は1回あたり20ルピーの手数料がかかります。²¹
3. 海外送金手数料
インドに口座を開設したら、日本からインドへ送金する必要が出てくるかもしれません。その際に気を付けたいのが海外送金手数料です。
日本の銀行からインドに送金する際、日本側で1,750円~8,000円の送金手数料が発生します。またインドから海外に送金する場合は、750~1,500ルピーがかかります²²。加えて、銀行が海外送金の際に利用する為替レートには為替手数料が含まれているため、本当のコストはこれよりも高くなります。
海外送金にかかるコストを削減したい人は、Wiseのような海外送金サービスを利用するのも手です。Wiseは銀行とは異なる仕組みで送金を行っているため、送金手数料が安く抑えられています。さらに、常にミッドマーケットレートを使って送金を行うため、為替手数料もかからず、送金コストを節約することができます。
気になる人は、ぜひ一度送金シミュレーションをチェックしてみてください。
まとめ
以上、インドで銀行口座を開設する方法を見てきました。インドで口座を開設する際には、様々な書類を用意する必要があります。さらに、支店や担当者によって追加の書類を求められたり、手続きに以外多時間がかかったりすることも多いので、準備を徹底し、時間に余裕を持って申し込むことが賢明です。
インドの銀行の手数料体系は日本と異なります。そのため、事前に各銀行の手数料を比較し、自分のニーズに合った銀行を選ぶことが重要です。
海外送金を利用する機会が多くなりそうな場合は、銀行で発生する高額な海外送金手数料を削減するために、Wiseにような海外送金サービスを利用するのも手です。安価な手数料と実際の為替レートでお得に海外送金が可能です。
ソース
- Wise | 海外送金にかかる手数料を比較(2020年2月6日12:03(GMT+2)時点シミュレーション)
- Wise|How to open a bank account in India
- ICICI Bank | Documents required for Savings Account
- bankbazaar.com | Steps to Open HDFC Bank Savings Account
- Anglo Info | Opening a Bank Account in India - India
- Quora | What is the process to open a bank account in India?
- Economic Times | How foreign nationals can open bank accounts in India
- HDFC Bank | Key Differences Between Salary Account and Savings Account
- HDFC Bank | 5 Differences Between Current Account & Savings Account
- State Bank of India | About Us
- State Bank of India|ATM Services
- YONO SBI: The Mobile Banking and Lifestyle App!
- ICICI Bank | About Us
- ICICI Bank | 3-in-1 Online Trading Account
- Prokerala | Punjab National Bank ATMs in India | Location of Punjab National Bank ATMs
- Economic Times | PNB, UBI, OBC merger: Outside expert may be roped in to decide logo of new entity
- Payment App PayZapp - A Complete Payment Solution
- Yono SBI | Account options
- HDFC Bank | Apply Online
- ICICI Bank | Insta Save Account
- ICICI Bank | Service Charges - Regular Savings Account
- ICICI Bank | Wire Transfer
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。