ニュージーランドで銀行口座を開設するには:必要書類・手順を解説
ニュージーランドで銀行口座を開設する方法を紹介しています。詳しい手続きの方法、必要書類、手数料、そしておすすめの銀行まで、ニュージーランドに留学・ワーホリ・移住・する人は必見です。
ニュージーランドは移住したい国として人気があります。1実際に「ニュージーランドを移住先の候補に入れている」という方もいらっしゃることでしょう。
移住先を決めるためには、住みやすさや仕事、生活にかかる費用、ビザなど、その国の情報が必要です。
そこでこの記事では、ニュージーランドを移住先に選ぶ際に必要なメリットやデメリットなども含め解説します。
ニュージーランド移住に必要な基本的な情報や便利な海外送金サービスWiseなどをご紹介しますので、「移住を考えている」「移住を決めるための参考資料が欲しい」という方はぜひ役立ててください。
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ニュージーランドは日本の3分の1ほどの大きさの島国です。
ニュージーランドの特徴は、何といっても豊かな自然。世界中で大ヒットした映画『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』などのロケに使われた国としてもよく知られています。ニュージーランドのこうしたロケ地は今でも観光地として人気です。ニュージーランドは豊かな自然を活かし、映画撮影・協力に力を入れている国でもあります。2
また、ニュージーランドは第一次産業が得意な国。乳製品や肉類、水産品、羊毛、ワインなど、第一次産業の商品が輸出の6割~7割を占めています。加えて、ニュージーランドは再生可能エネルギー事業にも積極的です。
第一次産業が得意なことや、映画にも使われる雄大な自然から、ニュージーランドに牧歌的な印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
そんなニュージーランドの人口や都市、年収、気候などの基本的な情報は次のようになっています。
ニュージーランドは日本人の移住先としても人気があります。
ただ、どの国にも言えることですが、移住にはメリットとデメリットがあります。ニュージーランド移住を決める際にはデメリットもよく検討し、移り住んでから後悔しないよう注意が必要です。
ニュージーランドへの移住には次のようなメリットがあります。
ニュージーランドは日本と同じく四季のある国です。
日本と季節感のかけ離れた国に移住すると、あまりの違いに戸惑うことでしょう。体調を崩す方もいらっしゃるかもしれません。四季があるという点でニュージーランドと日本は似ています。日本からニュージーランドに移住しても、季節感に馴染みやすいというメリットがあります。
日本の人口密度は300㎡以上です。対してニュージーランドの人口密度は15~16㎡くらいになっています。13
豊かな自然の中で伸び伸びと生活できます。
経済平和研究所(IEP)『2024年版世界平和度指数(GPI)』では、ニュージーランドは第4位になっています。ニュージーランドの平和・治安の良さは世界でもトップクラスだと評価されています。14
ニュージーランドは残業の少ない国として知られています。休暇の取得にも積極的な職場・仕事が多く、自分や家族との時間を大切にできるというメリットがあります。15
ニュージーランドの永住権(再入国許可証)には最初2年間の期限があります。期限付きの仮永住権の状態です。条件を満たすことで、以降は原則的に失効なしの無期限です。16
ニュージーランド移住後に永住権を取得し、さらに市民権を取ると、オーストラリアへの移住も可能です。
オーストラリアへの移住を考えている。ただ、条件が難しい。このように考えてみるなら、ニュージーランド移住をオーストラリア移住の足掛かりにできるというメリットがあります。
ニュージーランドと日本では税制が異なります。
たとえば日本には相続税があります。ニュージーランドにはありません。18
ニュージーランドには質の高い公的な医療制度がある点もメリットです。
公的な医療施設の治療の多くは基本的に無料になっています。薬や治療への補助もある他、18歳未満の子供の基本的な歯科治療・歯科衛生サービスなども無料です。
公的医療制度が充実していると、老後に移住する方や子連れで移住する方も安心ではないでしょうか。19
ニュージーランド移住には次のようなデメリットがあります。20
日本には24時間営業のコンビニといった店が周囲に多くあり、公共交通機関も時間ぴったりに動いています。娯楽も多く、首都圏などでは昼夜を問わず買い物・娯楽などにはあまり困りません。
ニュージーランドは日本のように「常にお店が開いている」ということもなければ、公共交通機関が遅れることもよくあります。日本の生活環境に慣れていると不便さを感じる可能性があります。
ニュージーランドで仕事をするためには高い英語力を求められることが少なくありません。他のニュージーランド移住者も仕事を探しているため、魅力的な仕事は競争率が高いと考えた方がいいでしょう。
ニュージーランドは日本より物価の高い国です。物価の高さを視野に入れて移住しないと、生活費や住居費用の捻出に困る可能性があります。
ニュージーランドと日本では税制が異なります。メリットでお話ししたようにニュージーランドには相続税などはありません。だからといって税金面で日本よりお得とは限りません。
たとえばニュージーランド移住でかかる消費税は15%です。日本の消費税は10%(軽減税率適用で8%)なので、ニュージーランドの方が日本より高い税率です。21法人税も日本より数%ほど高くなっています。22
このように、消費税などは日本より基本的な税率が高いというデメリットがあります。
ニュージーランドでは過去に地震や噴火などの災害があります。ニュージーランド移住では、こうした災害に巻き込まれるリスクがあります。
多くの国では、永住権を取得するためには年単位の時間がかかる可能性があります。ニュージーランドも同様で、永住権を取るために10年以上の期間を要することもあります。
永住権の取得には手続きの費用や生活費などお金もかかるため、注意が必要です。
ニュージーランド移住のビザにはいくつかの種類があります。
中でも人気がある3種類のビザをご紹介します。
なお、ニュージーランドの移住ビザは、健康診断・レントゲン撮影などが条件になっていることがあります。「健診やレントゲンが間に合わなかった」「病院の予約が取れなかった」と後悔せずに済むように、手続きの際は早めの準備がおすすめです。23
取得したいビザの申請条件は早めにチェックしておきましょう。
短期間のニュージーランド移住で申請できるビザです。24このビザを取得すると、ニュージーランドで1年間の期限付きで仕事ができます。
ワーキングホリデービザは子連れでのニュージーランド移住はできません。また、年齢制限がありますので、高齢者のニュージーランド移住にも使えません。注意してください。
基本的に「仕事で短期間滞在したい」「仕事をしながら短期間の休暇を楽しみたい」といった方向けのビザになっています。なお、ビザの取得の際に語学力は問われません。
季節労働をするなどの条件を満たした場合は滞在期間を3カ月延長可能です。25
ニュージーランド移住し、勉強したい学生向けのビザです。ニュージーランドの教育機関に通いたい子供や、語学を学びたい方によく使われているのがこの学生ビザになります。26
学生ビザも基本的に短期間のニュージーランド移住向けビザです。ただ、学生ビザの場合、ビザ申請者との関係に基づいて子連れやパートナーのビザ申請が可能になっています。27
特定の雇用主のもとで働きながらニュージーランド移住できるビザです。28
なお、このビザの場合、雇用主との結び付きが強くなります。そのため、雇用・仕事に変更が生じたときは新しいビザの申請が必要になるケースもあります。29
ニュージーランド移住の際は「家族を連れて行きたい」というケースも少なくありません。この就労ビザを申請する方は、パートナーや子供のビザについてサポートを受けられる可能性があります。
ニュージーランド移住で問題になるのは費用です。
ニュージーランド移住で考えるべき費用は、
などです。
日本に定期的に帰国する場合は航空券の費用や宿泊費用なども考える必要があります。
ニュージーランド移住でかかる費用の目安をまとめました。
なお、費用の目安は1人でのニュージーランド移住を想定しています。31
項目 | 費用の目安(日本円換算) |
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1カ月の生活費32 | 5万円~ ※交際費や食費などを含む |
家賃 | 8万円~ ※1ベッドルームの部屋を想定 |
交通機関 | バスで220円~ |
外食費 | レストラン / 1人3,600円~ 大衆食堂 / 1人1,350円~ |
新しい国への移住には、多くの費用がかかるものです。不動産購入費用、ビザ申請手数料、賃貸物件のデポジットなど、国境を越えての支払いが必要なケースも多々あります。しかし、通常の銀行を通じた国際送金は、手数料が高額で手続きも複雑になることが多いです。また、複数の通貨を保有する際にも、対応が限られていたり、不便さを感じることが少なくありません。
そんな問題を解決するために登場したのが、Wiseアカウントです。この口座は、国際的に生活する人々のニーズに応じて設計されています。Wiseでは、海外送金や複数通貨の保有・決済を、ミッドマーケットレート(隠れ手数料のない為替レート)で行い、透明性のある手数料を提供しています。
Wiseのメリット
Wiseは、常に市場レートに基づいた為替レートを採用しているため、特にニュージーランドへの移住の際に発生する高額な送金手数料を大幅に節約することができます。移住前にWiseを活用して、コストをどれだけ削減できるかぜひ試してみてください。
ニュージーランドは比較的永住権が取りやすい国だと言われています。33技術や投資、起業などの分野で広く海外移住者を歓迎しているのがニュージーランドだからです。
特に次のような方はニュージーランド移住者として歓迎されています。
たとえば起業の分野で永住権を取る場合、ビジネスプランや売上、雇っている人(ニュージーランド人を雇っているか)、資金源などのチェックポイントを評価され、条件に満たないと判断されれば永住権の取得は困難です。
比較的永住権が取りやすい国ですが、誰でも取れるわけではないと言えます。
ニュージーランド永住権の値段はビザによって異なります。また、永住権取得までにかかった期間によっても総合的な費用が変わってきますので、ケースバイケースです。
ニュージーランドに移住する方によりますが、滞在費やビザの手続き費用なども含め300万円ほどかかるようなケースもあります。35
どのような方法でニュージーランド移住の永住権を取るかによって年齢制限が変わってきます。
ニュージーランド移住の永住権取得方法によって年齢も含め細かな条件が変わってきますので、検討している永住権取得方法ごとに確認する必要があります。37
ニュージーランド移住では国の基本的な情報やビザの種類などをおさえておくことが重要です。
ニュージーランド移住には費用もかかりますので、一人・子連れ・老後などご自身の事情に合わせて「いくら必要か」を試算し、事前に積立などで費用の準備も進めておくことをおすすめします。
この他に、ニュージーランド移住では生活を便利にするサービスの有効活用なども考えてみてはいかがでしょう。海外移住の場合、使いやすい送金サービスがあると便利です。
Wiseは海外送金をスムーズかつ便利に行えるサービスです。こういった便利なサービスも利用し、より快適な海外移住を目指してはいかがでしょう。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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ニュージーランドで銀行口座を開設する方法を紹介しています。詳しい手続きの方法、必要書類、手数料、そしておすすめの銀行まで、ニュージーランドに留学・ワーホリ・移住・する人は必見です。