香港旅行の注意点は?治安・トラブル対策・マナー・気を付けることを解説
本記事では、香港で気を付けることやマナー、防犯対策、困ったときの緊急連絡先を解説します。
旅行の持ち物を用意しているとき「なにか忘れ物があるのではないか」と心配になってしまうことはありませんか。特に海外旅行となると準備するものもたくさんあり、漏れがないように注意するのは大変なことです。
この記事ではそんな人たちの助けとなるよう、香港旅行で必要なものを解説していきます。現地に着いてから「持ってくればよかった!」と後悔しないためにも、この記事を参考に準備をしっかり行ないましょう。
また、現地での両替やカード決済をお得に行なえるWise(ワイズ)のデビットカードもご紹介しているので、併せて確認してみてください。

| 目次 🔖 |
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はじめに、香港旅行の持ち物のなかでも重要な、入出国で使う書類や現地での生活・観光に欠かせないものについて解説していきます。それぞれポイントがあるため、実際に準備を行なう際には注意深く確認しながら進めてください。
入出国に必須の書類で、滞在期間によって必要な有効期限が変わります。1ヵ月以内の滞在の場合は、滞在日数プラス1ヵ月以上の残存有効期間が必要です。1ヵ月以上の場合は3ヵ月以上の残存有効期間がないといけません。すでにパスポートをお持ちの方は、有効期限が迫っていないかを確認しておきましょう。12
パスポートを紛失してしまったときのために、コピーを用意しておくと安心です。滞在中に各種書類の提示を求められた際に代用すれば、パスポートの出し入れの回数を減らせるので紛失対策にもなります。このほか、クレジットカードや保険証もコピーがあると役に立つでしょう
日本政府の公式サービスで、帰国時の手続きをスムーズに行なえるようになります。登録後に発行されるQRコードを提示するだけで、入国審査と税関審査を完了させることが可能です。3
eチケットであっても、入国審査の際に控えの提示を求められることがあります。念のため、プリントアウトしたものも持っていくようにしましょう。通信障害やスマートフォンのバッテリー切れなどで、eチケットを提示できなくなった際のトラブル対策にもなります。
香港は国際ブランドのクレジットカード(VisaやMaster Card)を使える場所が多く、1枚あると買い物の際に便利です。また、キャッシング機能が付いているものを選べば、ATMで現地の通貨を引き出すことも可能です。
海外での治療費は高額になるケースも多いため、加入しておくと安心です。病気やケガ、盗難による被害を補償してもらえます。観光の際は、契約内容がわかる保険証書かそのコピーを携帯しておきましょう。クレジットカードに付帯している場合もありますが、補償範囲については確認しておいてください。
香港でも、ローカルな店舗や屋台ではクレジットカードが使えないことがあります。そのときは現地の通貨で支払う必要があるため、多少は現地の通貨は持ち歩いておくと安心です。
見知らぬ土地にいくとなると、情報収集のためのインターネット環境は不可欠です。到着したらすぐに使えるよう、あらかじめ現地で使えるSIMカードを用意しておきましょう。eSIMは物理的なSIMカードの交換が不要になるため、特におすすめです。
香港では使い捨てのプラスチック製品に対する規制があり、2024年4月からは無料での提供を控える方向で動いています。そのため、歯ブラシやシャンプーなどの日用品は日本から持っていったほうがよいでしょう。ただし、化粧水などの液体は、飛行機に持ち込む際に規程があります。100mlを超えるボトルは持ち込めないので注意してください。45
香港で使われているコンセントプラグはBFタイプと呼ばれ、日本のAタイプとは形が異なります。日本の電化製品だけを持っていっても使えないことがあるため、変換プラグを用意しておきましょう。電圧も日本と異なるため、変圧器もあると安心です。
観光中は地図検索や写真撮影をする機会も増えるでしょう。モバイル充電器を1つ持っておけば、スマートフォンのバッテリー残量を気にせず使えるようになります。飛行機に持ち込む際は容量や個数に制限があるため、航空会社の公式サイトで確認しておきましょう。
体調不良になったときのために、風邪薬や胃薬、鎮痛剤などを準備しておくと、旅先での不安を減らせます。観光中のケガや歩き過ぎによる靴ズレに備えて、絆創膏もあると便利です。
小さく折りたためるエコバッグは、急に荷物が増えたときに使えます。香港ではレジ袋が有料であるため、日常的な買い物のときも重宝するでしょう。
香港では、4月~9月の雨期に突然の豪雨に降られることもあるので、折り畳み傘を持っていきましょう。軽くてコンパクトなものがおすすめです。6
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日本(成田)から香港へのフライト時間は5時間半ほどです。その長いフライト時間を快適に過ごすために役立つアイテムをご紹介します。
睡眠時に首を固定してくれるネックピローは、空気でふくらませるタイプなら、鞄の中でもかさばりにくく携帯に便利です。照明や周囲の雑音が気になるなら、アイマスクや耳栓もあると快適です。航空会社にもよりますが、こうしたアメニティや毛布・枕などは提供してもらえることもあります。そのため、事前に確認しておけば荷物を減らすこともできるでしょう。7
機内で靴を脱いでリラックスしたいのなら、スリッパを持参するとよいでしょう。航空会社によっては寝具同様に提供してもらえるケースもありますが、JALやANAなどの主要な国際線ではプレミアムエコノミー以上でないともらえません。8910
見たい映画や漫画、オフラインでもできるゲームアプリなどがあれば、機内で退屈せずにすみます。最近では、機内で高品質なWi-FIサービスを提供している航空会社もありますが、回線に不安があるという方はあらかじめダウンロードしておくと安心です。11
アメニティとして機内で提供してもらえることも多いですが、あらかじめ持っていけば、必要なときにいちいち持ってきてもらう手間が省けます。また、香港は公衆トイレにトイレットペーパーがないこともあるため、現地でも役に立ちます。
機内の温度は22~26度ほどといわれています。冷房が寒いと感じたときのために、羽織れるものを用意しておきましょう。12
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ここからは、現地での生活に役立つものについて解説していきます。香港でスマートに観光を楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
香港の公共交通機関で使えるICカードです。地下鉄やバスの運賃を効率的に支払えるようになるため、香港に着いたらすぐに購入しておくことをおすすめします。購入時の支払いは現金のみのため、あらかじめ現地の通貨を用意しておきましょう。
香港は赤道に近いため、年間を通して日差しが強い都市です。そのため、屋外での観光がメインになる場合は、日焼け止めやサングラス、帽子などの紫外線対策も忘れないようにしてください。
高級・中級のホテルを除いては、スリッパがアメニティとして提供されることはほとんどありません。サンダルやスリッパを持参していれば、靴を脱いでリラックスして過ごせます。機内用に用意したスリッパだけでも十分かもしれませんが、サンダルならちょっとした外出のときにも使えるので便利です。
現地の屋台などクレジットカードが使えない場所で買い物する際の、細かい現金を管理するのに使えます。各種カードと併用することで、支払いをよりスマートに完結させることが可能です。

最近では便利なアプリも増えており、スマートフォンからさまざまなサービスにアクセスできます。ここからは、香港旅行で持っていると役に立つアプリについて解説します。
タクシー配車サービスのUberを使えば、アプリ上で乗車場所と目的地を指定するだけで、行きたい場所までの移動手段を確保できます。支払いもアプリで完結させられるため、現金も不要です。運転手とコミュニケーションをとる必要がなく、英語や中国語に自信のない方でも安心してタクシーに乗ることができます。
香港でバスを利用するなら、香港島のバス運営会社Citybusの公式アプリをダウンロードしておくと便利です。バスの到着時刻をリアルタイムで知ることができるうえ、ルート検索や降車駅を通知してくれるリマインダー機能などもあります。
旅行では必須の地図アプリです。ルート検索はもちろん、バスや電車の乗り場案内から地下鉄の出口案内まで調べることができます。目的地の営業時間なども確認できるので、効率的に香港旅行を楽しむことができるでしょう。
香港の交通系ICカードであるオクトパスカードのiPhoneアプリです。スマートフォンをタッチするだけで運賃の支払いができるようになり、クレジットカードと紐付けることでアプリ内からそのままチャージできるようにもなります。
香港の公用語は英語と広東語であるため、現地でのコミュニケーションに不安のある方はGoogle翻訳もダウンロードしておきましょう。テキストや音声による入力で、簡単に翻訳が行なえます。また、カメラを使ったリアルタイム翻訳を利用すれば、読めない看板やメニューがあっても安心です。
MY Observatory(マイオブザヴァトリー)は、香港天文台が公式に提供している気象情報アプリです。現在地や指定した場所の天気をリアルタイムで把握することができ、「来てはみたけど雨だった」といった事態を防げるためおすすめです。
香港旅行で役立つアプリについて最後に一つ付け加えておくと、2025年10月現在、Google GeminiやChatGPTなどのAIツールは香港では使えません。AIを活用する予定がある方は注意してください。13
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これまでに紹介した香港旅行の持ち物を、リスト形式で振り返っていきましょう。実際に準備する際のチェックリストとしても使えます。
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| パスポート | 滞在日数に応じた残存有効期間があるか確認 |
| パスポートや各種証明書などのコピー | クレジットカードや保険証のコピーもあると役に立つ |
| Visit Japan Web登録 | 事前の登録で帰国時の手続きをスムーズに |
| 航空券(eチケット) | プリントアウトしたものを控えで持っておくと安心 |
| 海外で使えるクレジットカード・デビットカード | キャッシング機能が付いているとなお便利 |
| 海外旅行保険 | 海外旅行保険の証書の原本かコピーを携帯しておく |
| 現地通貨の現金 | クレジットカード決済ができないときのために、少額でもいいので持っておく |
| SIMカード・eSIM | あらかじめ用意しておけば、現地に着いてすぐに使える |
| 歯ブラシや携帯用シャンプー、スキンケアに必要なアメニティ | ホテルにはアメニティがなかったり、有料だったりするため注意 |
| 変換プラグ・変圧器 | 日本の電化製品を持っていくなら必須 |
| モバイル充電器 | 機内に持ち込める容量・個数を確認 |
| 常備薬、絆創膏などの救急セット | 薬は飲み慣れているものを選ぶ |
| エコバック | 急に荷物が増えたときや買い物に便利 |
| 折り畳み傘 | 急な豪雨に備えて |
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| 寝具(ネックピロー、アイマスク、耳栓) | ネックピローは空気でふくらませるタイプがおすすめ |
| スリッパ | 靴を脱いでリラックスしたいなら |
| 暇つぶしグッズ | オフラインで使えるようにしておくと確実 |
| ティッシュやウェットティッシュ | 頼んで持ってきてもらう手間を省ける |
| 寒くなった場合に重ねて着られる服 | 一枚でいいので羽織れるものを用意 |
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| オクトパスカード(交通系ICカード) | 公共交通機関で使えるICカード |
| 日焼け止め・サングラス・帽子 | 紫外線対策に |
| サンダル/スリッパ | 現地でリラックスして過ごしたいときに |
| 小銭入れ | 細かい現金の整理のために |
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| Uber | タクシー配車サービス |
| Citybus | 香港島のバス運営会社Citybusの公式アプリ |
| Google Maps | 旅行では必須の地図アプリ |
| Octopus for Tourist | オクトパスカードのiPhoneアプリ |
| Google翻訳 | 現地でのコミュニケーションを円滑にするために |
| MY Observatory | 香港天文台が公式に提供している気象情報アプリ |
香港には四季があり、時期によって気候ががらりと変わります。それぞれの季節に応じて準備しておけば、時期を選ばず香港旅行を楽しめるはずです。ここからは、香港旅行において季節ごとに必要なものを解説します。
春は非常に雨が降りやすい時期です。折り畳み傘やレインコートといった天候への対策に加え、MY Observatoryなどの気象情報アプリをダウンロードし、こまめに情報を受け取れるようにしておきましょう。
夏の香港はとにかく暑くて湿度が高くなります。そのため、紫外線や熱中症への対策は必ずしておきましょう。また、汗をかいたときすぐに拭けるようにハンドタオルなどを持っておくと、屋内の冷房で体が冷えすぎてしまうことへの対策になります。
秋の香港は気候が穏やかで過ごしやすいため、旅行には最適な時期です。ただ、朝や夜は冷え込むこともあるため、急に温度が下がったとき用に、羽織れるものを用意しておくとよいでしょう。
日本と比べると、冬の香港は暖かい気候ではあります。それでも非常に気温が低くなることもあるため、コードやマフラーなどの防寒着はあったほうが無難でしょう。香港は暖房設備が十分でないこともあるため、カイロやブランケットといった防寒具もあるとより安心です。また、乾燥対策に保湿グッズも用意しておくと、さらに快適に過ごせます。
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香港ではクレジットカードが使えないお店もあります。ローカルな店舗や一部の屋台では現金による決済しか受け付けていないこともあり、その際はどうしても現地の通貨が必要です。ただ、具体的にどれくらい現金を持っていけばいいのかわからない人も多いでしょう。そんなときにおすすめなのがWise(ワイズ)のデビットカードです。
【Wiseデビットカードの特徴】
一番の大きな魅力は、リアルタイムの為替レートで決済・両替できることです。一般的なクレジットカードなどでは両替するときに上乗せ手数料が加算されますが、Wiseではそのままのレートで取引できます。
また、外貨での決済時に支払い額に追加される手数料である「事務手数料」も低く、銀行の最大3分の1程度に抑えられる場合もあります。カードの発行には1,200円の手数料がかかりますが、年会費や月額手数料は一切かからず、アカウント開設も全てオンラインで完結します。
Wiseのデビットカードでお得に香港旅行を満喫しましょう。
香港旅行の持ち物について、さまざまな視点から解説してきました。
紹介したもののなかには、持っていくのを忘れてしまうと現地での滞在に大きくかかわるものもあります。必要なもの、あると便利なものをしっかりと用意することで、旅の充実度も大きく変わるはずです。複雑で考えるのが難しくなったときは、ぜひチェックリストを活用してみてください。
また、現地での支払いに役立つWiseのデビットカードを持っていくのもおすすめです。アカウントに外貨がない場合でも、最もお得な手数料を自動で選択して決済を行なえます。現地の通貨が急に必要になったときでも、ATMから出金できるため安心です。
あなたの香港旅行をよりスマートなものにするためにも、ぜひご検討ください。

ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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