Google Gemini(ジェミニ)の料金プラン徹底解説!Gemini Advanced・API・Workspace対応まで

Hoi Yi Leung

生成AIを選ぶ際には、サービスの内容や料金をしっかり把握しておきたいものです。

この記事では、Googleの生成AI「Gemini(ジェミニ)」の概要や料金プランを中心に、ChatGPTやClaudeとの料金比較、さらに支払いをお得にするWiseデビットカードWise法人アカウントの活用法についても紹介します。

目次🔖

Geminiとは?

Geminiは、Googleが提供する生成AIです。もともとは「Bard(バード)」という名称で提供されていましたが、アップデートを経て現在は「Gemini」というブランドに統一されています。

Geminiは、仕事から趣味まで幅広い用途に対応しており、初めて生成AIを使う方にも、日常的にAIを活用したい方にも使いやすいサービスです。

主な機能は以下の通りです:¹²³

  • 会話・相談機能:チャット形式でAIと対話が可能
  • 文章生成:ブログやSNS投稿、アイデア出しなどに活用
  • 要約:長文の内容を簡潔にまとめる
  • コード生成:開発作業をサポートするプログラミング支援
  • 翻訳:多言語に対応、日本語⇔英語などの翻訳が可能
  • 情報収集:Web上の情報や画像に関する検索も対応
  • 開発支援Gemini Code Assist によるコーディング補助
  • Googleサービスとの連携:GmailやDocsなど他サービスとの統合が可能

Gemini最大の特徴は、Googleの他サービスとスムーズに連携できる点です。すでにGmailやGoogleカレンダー、Googleドキュメントなどを日常的に使っている場合、Geminiを導入することで業務効率をさらに高めることができます。

Geminiの料金ー無料版と有料版Gemini Advancedの違い

Geminiには有料版と無料版があります。

無料版は誰でも0円で使えますが、使える機能は一部に限られています。

一方、有料プランのGemini Advancedでは、より高度なAIモデルやGoogleサービスとの連携機能が利用可能です。

Gemini Advancedの料金プラン

  • 最初の1カ月は無料トライアル付き
  • 2カ月目以降は月額2,900円で自動更新⁴

なお、Geminiの無料版と有料版には、料金プラン以外にも次のような違いがあります。⁵

比較項目無料版有料版(Gemini Advanced)
利用できるモデルGemini 1.5 Flash などGemini 1.5 Pro / Gemini 2.5 Pro など最先端モデルにアクセス可能
Deep Research(高度な情報分析)利用可能(制限あり)より多機能かつ広範囲に活用可能
Googleアプリ連携一部対応Gmail、Googleドキュメントなどとの高度な統合機能あり
ストレージ標準2TBのGoogle Oneストレージが付属
音声会話対応(条件付き)Geminiと音声で自然な会話が可能
ファイルアップロード対応(制限あり)最大1,500ページまでの大容量ファイル対応
コーディング支援限定的コードリポジトリのアップロードや開発支援機能を利用可能

無料版でも基本的なチャットや簡単なタスクには十分対応できますが、本格的に仕事や開発で使いたい方には有料版がおすすめです。特にGoogleの各種サービスをすでに利用している方にとっては、Gemini Advancedの恩恵を大きく感じられるはずです。

Google Workspaceを利用している場合のGeminiの料金

Google Workspaceに加入している場合は、個別にGeminiを契約する必要はありません。Google Workspace にGemini(gemini for google workspace)が標準搭載されているからです。⁶

個人ではなく会社がGoogle Workspaceに加入している場合もGeminiはそのまま付いてきます。

なお、Google WorkspaceにGeminiが付いてくるようになったため、

  • Gemini Business
  • Gemini Enterprise
  • AI Meetings and Messaging
  • AI セキュリティ

などのGoogle Workspace Geminiのアドオンは新規購入できなくなりました。⁷

Google Workspaceの料金

Gemini(gemini for google workspace)が標準搭載されているGoogle Workspaceは、料金プランによって金額が異なります。⁸

Google Workspaceの料金プラン金額
Business Starter(小規模ビジネス用プラン)年払い / 1ユーザーあたり9,120円

月払い / 1ユーザーあたり902円

Business Standard(中規模ビジネス用プラン)年払い / 1ユーザーあたり18,240 円

月払い / 1ユーザーあたり1,805 円

Business Plus(アーカイブ付きプラン)年払い / 1ユーザーあたり28,500 円

月払い / 1ユーザーあたり2,850円

外貨決済が必要な場面ではWiseの活用もおすすめ

Geminiの料金は、日本版を利用している場合は日本円での支払いが可能です。ただし、海外の開発者向けAPIやGoogle Cloud経由の課金など、一部の利用ケースでは外貨での支払いが発生する可能性もあります。

また、Geminiに限らず、ChatGPTなどの海外SaaSやAPIサービスを利用している場合、外貨建てでの海外手数料に悩まされることもあるのではないでしょうか。

Geminiで外貨の支払いが発生したときにおすすめなのが、WiseのデビットカードWise法人アカウントの活用です。

Wiseを使うメリット

✅ 両替手数料が格安

Wiseの日本円・米ドル間の両替手数料は0.61%と非常にリーズナブル。一般的なクレジットカードで発生する2〜3%の海外事務手数料と比べて、大幅にコストを抑えることが可能です。

✅ 透明な為替レート

Wiseでは常にリアルタイムのミッドマーケットレート(実際の為替レート)が適用され、すべての手数料が事前に明示されるため、安心して利用できます。

✅ マルチカレンシー口座で海外利用をもっと便利に

Wiseでは、デビットカードだけでなく、通貨の管理や送金も可能です。

  • 40以上の通貨を1つのアカウントで保有・両替可能
    有利なタイミングで両替しておけば、より効率的にコストを抑えられます。
  • 米ドルなど主要通貨の現地口座情報を取得可能
    たとえば、アメリカのACH口座情報を使ってドルの受け取りもスムーズに。
  • 月額料金や維持費なし
    アカウントの開設・維持費は無料。個人用だけでなく法人アカウントも利用可能です。
  • 海外送金にも対応
    実際の為替レート+低コストの手数料で送金でき、海外取引にも便利です。

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Gemini Developer APIの料金

GoogleのGeminiは、APIの種類やモデルによって料金が異なります。以下は主なモデルの概要と料金です(すべて米ドル・100万トークンあたりの価格)。⁹

モデル名特徴入力出力ストレージキャッシュ(参考)
Gemini 2.0 Flash高速・軽量$0.10(音声入力:$0.70)$0.40$1.00(1時間/1Mトークン) ※3月末まで
Gemini 2.0 Flash-Liteコスト重視$0.08$0.30-
Gemini 1.5 Pro高精度・高度な推論対応128K以下:$1.25

128K超:$2.50

128K以下:$5.00

128K超:$10.00

$4.50(1時間)

※各APIには無料枠あり(詳細は公式サイト参照)

GeminiとChatGPT・Claude・Microsoft Copilotの料金比較

Google Geminiと、主要な他の生成AI(ChatGPT、Claude、Microsoft Copilot)との料金をまとめました。¹⁰

サービス名無料プラン有料プランビジネス・法人向け
GeminiありAdvanced:月2,900円(初月無料)Google Workspaceに含まれる
ChatGPTありPlus:$20/月、Pro:$200/月Team:$30/月(年契で$25)

Enterprise:要問合せ

ClaudeありPro:$18/月、Team:$30/月(年契で$25)Enterprise:要問合せ
Microsoft Copilotあり個人:月2,130円〜(M365含む)ビジネス:月4,497円(年契で4,722円)

wise-business-card

まとめ

Google Geminiは、Googleサービスとの連携性が高く、仕事やプライベートでGoogleツールを使っている方にとって非常に使いやすい生成AIです。

有料版は日本円での支払いが可能ですが、API利用など一部ケースでは外貨決済が必要になることもあります。その際には、WiseデビットカードWise法人アカウントを活用することで、手数料を抑えてスムーズに支払いが可能になります。

Geminiの機能や料金、そして賢い支払い方法を知っておくことで、より効果的に活用できるでしょう。

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ソース

  1. ビジネス向けAIツール / Google Workspace
  2. Geminiアプリでできること / その他のよくある質問
  3. Gemini Code Assist によるコーディング支援が無償で利用可能に
  4. Gemini Advanced / 料金
  5. Gemini Advanced / 機能
  6. Google Workspace とは
  7. 最先端の Google AI 機能が Google Workspace サブスクリプションに登場
  8. Google Workspace ご利用料金
  9. Gemini Developer API の料金
  10. ChatGPT(チャットGPT)有料版の料金プラン徹底解説!Plus・API・GPT-4oの料金とは

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