フランスで銀行口座開設する方法・必要書類解説!

Yumiko Kijima
2020年3月19日
この記事は1分で読めます

フランスに留学・赴任などで長期滞在することになったら、現地の銀行口座を開設する必要性が出てくるでしょう。この記事では、フランスで銀行口座を開設する方法や必要書類、フランスで人気な銀行などを詳しく解説します。

リアルレートでフランスへ海外送金

日本の円口座からフランスのユーロ口座へ50万円送金する場合(送金手数料を送金額に含む)

海外送金サービス 適用される為替レート 送金手数料(中継銀行手数料を含む) 受取概算額
Wise Wise¹ 実際の為替レート(1EUR=118.665JPY) 4,071円(送金額により決まる) 4179.23EUR
楽天銀行² 楽天銀行が独自に定める為替レート(1EUR=120.53JPY) 1,750円 4133.82EUR ▼-45.41EUR
三井住友銀行SMBCダイレクト³⁺⁴ 三井住友銀行が独自に定める為替レート(1EUR=120.32JPY) 6,000円 約4105.72EUR ▼-73.51EUR

(2020年3月17日10:45(GMT+2)時点確認。為替レートは日々変動します。表中の受取EUR額は、シミュレーション時点のもので、常に同じ額が受け取れるという訳ではありません。)

銀行や多くの海外送金サービスでは独自の手数料を上乗せした為替レートを使用しています。つまり、送金手数料だけではなく為替レートにもコストがかかっているということ。

例えば上記では送金手数料だけ見ると、楽天銀行が1番安く思えますが、為替レートを考慮すると実際の為替レートを使用するWiseの方が同じ送金額でも多くのユーロを受取人に届けられることがわかります。

海外送金の際は、為替レートにも注目するといいですね。海外送金に特化したWiseではリアルレートで海外送金ができます。

Wise無料登録🚀

フランスで銀行口座を開く手順

以下では、実際にフランスで銀行口座を開設する方法を見ていきましょう⁵⁺⁶。

  • オンラインで申し込みフォームに必要事項を入力する
  • 窓口訪問の予約を入れる(銀行のホームページ、もしくは電話)
  • 必要書類を持って窓口を訪問する
  • 担当者の指示に従い、書類やサービスを確認
  • 口座開設手続き完了
  • (約1週間後)登録した住所にカード類と暗証番号が届く

フランスで銀行口座を開くのに必要な書類

【必ず必要になるもの】

  • 身分証明書(パスポート、IDカード)
  • 住所を証明できるもの(学校からの手紙、賃貸契約書、公共料金の請求書など) 

【銀行によって必要になる場合のあるもの】

  • 学生証
  • 雇用証明書
  • 給与証明書
  • 日本の金融機関での残高証明書

フランスでは支店や担当者によって求められる書類が異なることがあります。そのため、必要になりそうなものはすべて持っていくのが賢明です。⁵⁺⁷⁺⁸

日本にいながらフランスの銀行口座を開くことはできる?

基本的に、フランスの銀行口座を開設するにはフランス現地の住所を持っている必要があります。そのため、オンラインで口座開設ができる銀行でも、日本から開設の手続きはできません。

銀行によっては、非居住者用の口座オプションを用意している場合もあります。しかし、これもEEA圏内在住者を対象としていることが多く、日本からは利用できません。また、たとえ口座を開設できても、最低残高などの条件が設定されていることがあります。⁹⁺¹º

また、フランスの銀行の中には日本に支店を持っているところもあります。しかし、個人の顧客を対象にした業務は基本的に取り扱っていません¹¹。

日本と違う!?フランスの銀行口座種類

フランスの銀行の口座体系は日本と若干異なります。どのような口座があるのかしっかり把握して、自分に合ったものを選びましょう。⁹⁺¹²⁺¹³

当座預金口座(Compte Depots / Compte Cheque)

最も一般的なのがこちら。日本の普通預金口座と同じようなものですが、利子はつかないことがほとんどです。公共料金の引き落としや給与の受け取り、その他の入出金、海外送金などに使います。デビットカードの引き落としもここから行われます。また、小切手(Cheque)もこちらの口座に結び付けられます。

預金口座(Livret A)

フランスではCompte Depots(当座預金口座)とLivret Aの2つを持っているケースが多いです。Livret Aには利子がつき、また最低残高が設定されていることが一般的です。自分のCompte Depotsとの間でのやり取りはできますが、振込や海外送金はできません。貯金したい分をLivret Aに預金しておくといいですね。

住宅預金口座(Compte D’epargne Logement)

フランスで不動産を購入する際に開設するのがこの口座で、住宅ローンの支払いもここから行われます。前述の預金口座よりも高い利子がつきますが、出し入れや最低残高の条件がより厳しくなっています。

フランスの銀行口座に関わる手数料

日本とフランスでは銀行口座に関わる手数料も異なってきます。トラブル防止のためにも、口座を開設する予定の銀行の手数料体系は事前にしっかりと把握しておきましょう。

口座維持費

聞きなれない言葉ですが、フランスでは日本と違い、口座を持っているだけで毎月手数料がかかります。これを口座維持費(Tenue de compte)と呼びます。

口座維持費は銀行や口座の種類によっても異なりますが、1~2ユーロ/月のところが多くなっています。銀行によっては、学生は口座維持費が無料になるなどの特典がある場合もあるので、口座を作る銀行を検討する際の基準にするとよいですね。また、ネット銀行は口座維持費が無料のところも。

口座維持費を無駄に払い続けることのないよう、使わなくなった口座は早めに解約することがおすすめです。

振込手数料など通常の銀行の手数料

フランスでは、インターネットバンキングが普及しています。そのため、振り込みなどもオンラインで行えば手数料無料のことがほとんどです。しかし、銀行の窓口を利用すると3~5ユーロの手数料が発生します。¹⁴⁻¹⁶

ATMで現金を引き出す際の手数料は、自分の銀行のATMであれば365日24時間無料です。ユーロ圏内で他行のATMを利用する際は、月4回目の引き出し以降0.85~1.37ユーロ(1回あたり)がかかります¹⁴⁺¹⁵⁺¹⁷。

カード手数料

フランスでは「Carte Bancaire(旧名Carte Bleue)(略称: CB)」と呼ばれる支払い方法がよく使われます。¹⁸⁺¹⁹

フランスでカードを発行すると年会費がかかります。銀行によって異なりますが、年間40~50ユーロ程度が一般的です。¹⁴⁺¹⁵⁺¹⁷ネット銀行はこのカードが無料で発行できるところもあるので、銀行を選ぶ際に参考にしてみましょう。

海外送金手数料

フランスに移住・留学したら、初期生活費用を送金したり、家族からの仕送りを受け取ったりと、海外送金を利用する機会も出てくるでしょう。

海外送金の手数料を安く抑えたいと考えている人は、Wise(ワイズ)のように実際の為替レートを採用した海外送金サービスを検討してみてもいいかもしれません。銀行と比べて、最大で手数料が8倍安くなることも。また、送金者がWiseを使った場合、特別な海外送金受取手数料もかからないので、海外からの送金を受け取る際にも便利に使えます。

どのくらい節約できるのか、Wiseの海外へ送金シミュレーションから見てみましょう。

フランスの銀行、どこがおすすめ?

以下では、フランスで口座を開設する際におすすめの銀行を5つ紹介します。ただし、基本的には自分の住んでいる地域に支店やATMが多い銀行を選ぶのが最も便利でしょう。

  • Crédit Agricole(クレディ・アグリコル)
  • BNP Paribas(ベーエヌペー・パリバ)
  • Le Crédit Lyonnais(ル・クレディ・リヨネ)
  • La Banque Postale(ラ・バンク・ポスタル)
  • Boursorama(ブルソラマ)

1. Crédit Agricole

クレディ・アグリコル(以下CA)は、フランスで最大手の銀行です。フランス国内に7,000以上の支店を持っており、個人顧客の数は2,100万人を超えます。²ºまた、日本を含む世界各国にオフィスを構える国際銀行グループでもあります。¹¹

  • 口座維持費無料~2ユーロ/月(地域によって異なる)²¹
  • パリ在住なら口座維持費無料¹⁵
  • 学生用口座など、口座の種類が充実している

2. BNP Paribas

ベーエヌペー・パリバ(以下BNP)は、フランスで2番目に大きな銀行です。フランス国内の支店数は2,000店以上、ATM台数は2,700台に上ります。²²加えて、BNPはグローバルATMアライアンスに加盟しているため、バンク・オブ・アメリカやバークレイズ銀行などの海外大手銀行のATMを手数料無料で利用することができます。²²海外出張が多い人にとっておすすめの銀行といえます。

  • 口座維持費1.25~2.0ユーロ/月(口座タイプによって異なる)¹⁶
  • 26歳以下は口座維持費が無料¹⁶
  • 海外大手銀行のATMを無料で利用できる

3. Le Crédit Lyonnais

ル・クレディ・リヨネ(以下LCL)は、現在はCAの傘下にある銀行です。特にフランスの地方に支店が多く、地方在住の人におすすめです。また、パリのピラミッド支店には日本人スタッフが常駐しているので、フランス語に自信のない人でも口座開設ができます。¹²

  • 口座維持費5~6ユーロ/3か月(年間20~24ユーロ)¹⁴
  • 開設した口座で給料を受け取ると口座維持費が無料になる²³
  • 日本人スタッフ常駐(ピラミッド支店

4. La Banque Postale

ラ・バンク・ポスタルは、郵便局が運営する銀行で、日本でいうゆうちょ銀行のような位置づけです。他の銀行と比べて口座維持費が安いのが人気。¹⁷フランスのどの地域にも支店(郵便局)があるので、利便性も高いといえます。

  • 口座維持費1.10ユーロ/月(年間13.20ユーロ)
  • 郵便局と一体化しているためフランス全国に支店が多い
  • オンラインで口座開設の申し込みができる

5. Boursorama

ブルソラマは近年フランスで人気を伸ばしているインターネット銀行です。大手都市銀行Société Généraleの子会社であり、2019年の時点で200万人を超える利用者がいます。²⁴ネット銀行ならではのキャッシュレス決済やアプリを使った即時送金サービスなどが充実しているので、日々の利用におすすめです。²⁵

  • 個人口座は口座維持費無料⁸
  • Visaデビットカード無料発行・年会費無料⁸
  • ユーロ圏内のATMからの現金引き出し手数料無料⁸
  • 完全オンラインで口座開設手続きができる

Wiseマルチカレンシー口座

Wiseは海外送金を主に取り扱うサービスですが、50以上の異なる通貨を1つのアカウントで保持できる「マルチカレンシー口座」も提供しています。

multi-currency-card-jp

「フランスに住み始めてすぐで現地の銀行口座をまだ準備できていないけど、給与などでEURの送金を受け取る必要がある」、「フランスからイギリスやポーランドなどの通貨の異なる周辺国に旅行、または日本によく帰る予定がある」...そんな人に特に便利な機能が付いています。

  • 50以上の異なる通貨を1つのアカウントで保持・管理できる
  • EUR、GBP、USD、AUD、NZD、 PLNを現地の銀行口座のように受け取り可能
  • リアルレートと格安の両替手数料(0.35%〜2%)でアカウント内の通貨を両替できる
  • Mastercardデビットカード発行可能

海外移住時のお金の管理に:Wise🌸

フランス銀行口座開設まとめ

以上、フランスで銀行口座を開設する方法を見ていきました。フランスの銀行で口座を開くには、原則フランスに居住している必要があります。口座開設手続きはオンラインでできる場合もありますが、基本的には本人が窓口に出向く必要があります。

フランスの口座開設後、日本とフランスの間で海外送金を行う機会も出てくるでしょう。銀行の海外送金は手数料が高額なことがほとんど。代わりに、海外送金に特化したサービスを使ってみてもいいかもしれません。例えばWiseではリアルレートと安価な手数料で、銀行に比べて手数料を最大8倍節約することができます。


ソース

  1. Wise (2020年3月17日10:45(GMT+2)時点確認)
  2. 楽天銀行|海外送金シミュレーター(2020年3月17日10:45(GMT+2)時点確認)
  3. 三井住友銀行|外国送金サービス(SMBCダイレクト) サービス概要
  4. 三井住友銀行|店頭・電話での為替レート(2020年3月17日10:45(GMT+2)時点確認)
  5. LCL|Ouvrir un compte
  6. 独学で勉強/フランス語講座F10|フランスの銀行システム①口座開設 |銀行口座の開け方
  7. Crédit Agricole|Ouvrir un compte bancaire
  8. Boursorama Banque|Ouvrir un compte bancaire en ligne
  9. Expatica|Opening a bank account in France
  10. Wise|How to open a bank account in France
  11. クレディ・アグリコル・CIB ジャパン(クレディ・アグリコル証券会社/クレディ・アグリコル銀行)
  12. Guanxi Times|フランスでの新規銀行口座の開設方法
  13. Sekai Property|フランスで海外不動産投資/現地の銀行で口座開設する方法をご紹介!フランスにあるオススメの銀行も解説
  14. LCL|Document d'information tarifaire
  15. http://paris.credit-agricole.fr/tarifs2020/particuliers/CADIF_Particuliers_T2020_32p_FlipBook.html
  16. BNP Paribas|Conditions et Tarifs
  17. La Banque Postale|Tarifs particuliers à partir du 01/01/2020
  18. mollie|Accept payments with Cartes Bancaires
  19. mollie|What is Carte Bancaire and how does it work?
  20. CreditaAricole.info|Chiffres clés des Caisses régionales du Crédit Agricole
  21. Crédit Agricole Normandie
  22. BNP Paribas joins world's leading banks to offer global fee free ATMS for customers
  23. LCL|Compte bancaire, Moyen de Paiement
  24. Budget Banque|Boursorama passe la barre des 2 millions de clients
  25. パリエトワ|即時送金サービス、普及始まる

当ブログは、一般的な情報を提供することを目的としており、扱われている全てのトピックの詳細すべてが網羅されるものではありません。当ブログは、お客様が根拠とすべきアドバイスとなることを意図しておりません。当ブログの内容に基づいていかなる行動を起こすまたはいかなる行動を止める前に、専門家またはスペシャリストのアドバイスを得る必要があります。当ブログの情報は、TransferWise Limitedまたはその関連会社からの法的、税務的、その他専門的なアドバイスを表すものではありません。過去の結果と今後も同様の結果となることは保証されません。明示または明示されていないかを問わず、当ブログの内容が正確、完全、または最新であることを表明、担保または保証しておりません。

Wise – 海外送金をもっと安く、もっとカンタンに

詳しくはこちら

役立つ情報、ニュース、お知らせ