海外赴任中に携帯電話の番号を維持する方法を解説!
海外赴任中に電話番号を維持することは可能です。電話番号の手続きをすることで海外滞在中も電話番号を維持できる仕組みになっています。電話番号を維持する手続きやメリット、デメリットなどを解説します。
HSBC香港の銀行口座内にある資金は、日本のATMから現金として引き出すことが可能です。しかし、いくつか事前設定が必要になる場合もあるので、必要な時に「現金が引き出せない」と焦ることが無いよう、しっかり確認をしておきましょう。
この記事では、HSBC香港の口座からお金を引き出す方法や注意点の他、引き出しできない場合の対処法などについて解説します。
また、より一層お得にATMから現金が引き出せるかもしれないWiseのデビットカードや海外送金などを提供するWiseについても紹介します。
目次🔖 |
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HSBCカードを使って日本など香港以外でお金を引き出す場合は、あらかじめ海外での引き出し上限額を設定しておく必要があります。何も設定を行っていない状態だと、香港国外での引き出し上限額がゼロとなっているので、日本で現金を引き出すことができません。
引き出し上限額の設定はHSBCのネットバンキング、モバイルバンキング、テレフォンバンキング、あるいは香港国内のHSBC支店窓口で行なえます。日本に行く前に済ませておくのが得策です。¹
また、ATMからの引き出しの際には暗証暗号(PIN)が必要になるので、こちらも忘れていないか再確認しておきましょう。
引き出し上限の設定が完了したら、その範囲内で日本のATMから現金を引き出すことができるようになります。その際に必要になるのは、HSBC口座のデビットカードまたはクレジットカードです。
以下ではHSBC香港のデビットカード・クレジットカードそれぞれについて、日本のATMで現金を引き出す方法を見ていきます。
HSBC香港のデビットカードには、従来型のUnion Pay(銀聯)ブランドのデビットカードと、新しく加わったMastercardのworld debitの2種類があります。それぞれ引き出しの際に利用できるATMが異なるので注意が必要です。²
Union Payのデビットカードを持っている場合、日本のATMの中でも「銀聯(Union Pay)」マークがついたATM機械が利用できます。日本の銀行のうちUnion Payに対応しているものは、
などです。主要な銀行では広く利用できるので困ることはないでしょう。
対してMastercardブランドのworld debitの場合は、Cirrus(シーラス)のブランドマークがついているATMで利用できます。Cirrusとは世界最大規模のATMネットワークで、日本全国ほとんどどの金融機関のATMでも対応しています。⁹
World debitはMastercardブランドで使い勝手が良いだけでなく、ATM手数料がかからず、また該当外貨を持っている場合にその外貨の残高から直接お金を引き出せるというメリットがあります。¹
HSBC香港のクレジットカードは、VisaあるいはMastercardのブランドが付いています。VisaのカードはPLUSのブランドマークがついたATMで、そしてMastercardのカードはCirrusのATMで利用可能です。
PLUSとCirrus、どちらもほとんどのATMが対応しているメジャーなネットワークなので、現金引き出しのためのATM探しに困ることは無いでしょう。
ちなみに、それぞれのブランドのATMは、以下のサイトから検索することも可能です。
使うカードの国際ブランドによって、現金を引き出すことのできるATMに違いがあることがわかりました。対応のATMを見つけたら、以下のステップでお金を引き出します。
※詳しい操作方法はATMによって異なります。
HSBC香港のカードを使って日本のATMから現金を引き出すのは簡単ですが、いくつか注意しておきたい点があります。
HSBC香港の銀行口座では、香港ドルに限らず、日本円を含む最大12通貨を保有することができます。しかし、日本円の残高を持っている場合でも、利用するカードによっては必ずしも日本円口座から引き落とされるわけではありません。
MastercardブランドのWorld Debitの場合、日本円残高があればその口座から直接現金を引き出せるので、為替手数料を気にする必要はありません。日本円に十分な残高がない場合は、香港ドルの口座から引き落とされます。¹⁰
クレジットカード利用の場合は、即時引き落としではなく海外キャッシングという扱いになるので、引き落としは翌月に通常と同じ引き落とし先口座(香港ドル)から行われます。
HSBC香港のカードを使って現金を引き出す際、限度額にも気をつけましょう。注意すべき限度額は、
の2種類があります。
カードの上限額は、出国前にネットバンキングなどで自分で設定したものです。
ATMの上限額は、海外カードの利用に対してATMを有する金融機関が定めるものです。主要な金融機関の引き出し限度額は以下の通り。
Visa・Mastercard | Union Pay | |
---|---|---|
セブン銀行 | 1回あたり10万円 ※磁気ストライプの場合は3万円³ | 1回あたり10万円 ※磁気ストライプの場合は3万円³ |
イオン銀行 | 1回あたり5万円⁴ | 1回あたり5万円⁴ |
ゆうちょ銀行 | 1回あたり5万円⁵ | 1回あたり5万円⁵ |
三井住友銀行 ※1万円単位の引き出しのみ⁶ | 1回あたり5万円 | 1回あたり10万円※磁気ストライプの場合は3万円 |
みずほ銀行 ※千円単位の引き出しのみ⁷ | 1回あたり5万円 | 1回あたり5万円 |
三菱UFJ銀行⁸ | 1回あたり5万円(1万年単位) | 1回あたり5万円(千円単位) |
次に、気になる手数料について見ていきます。HSBC香港のカードを使って日本のATMから現金を引き出す際には、
の3つの手数料に気をつけましょう。
HSBC香港が定めるATM手数料は、どのカードを利用するかによって異なります。¹
Union Payブランドのデビットカード、またはVisa・Mastercardのクレジットカードを利用する場合、HSBC香港が定めるATM手数料は以下の通りになります。
PLUS・CirrusネットワークのATM | Union PayのATM |
---|---|
HKD40 | HKD50 |
MastercardブランドのWorld Debitの場合は、ATM手数料はかかりません。
次に気をつけたいのが日本のATMが定めている手数料です。以下のように、利用するATMの設置金融機関やカードのブランドによって手数料が変わってきます。
Visa・Mastercard | Union Pay | |
---|---|---|
セブン銀行³ | 不明 | 不明 |
イオン銀行⁴ | 無料 | 75円/件 |
ゆうちょ銀行⁵ | 一部のカード利用時に220円/件がかかる場合がある | 一部のカード利用時に220円/件がかかる場合がある |
三井住友銀行⁶ | 【1万円】110円/件 【2万円超】220円/件 | 75円/件 |
みずほ銀行⁷ | 不明 | 不明 |
三菱UFJ銀行⁸ | 【1万円以下】110円/件 【1万円超】220円/件 | 無料 |
先ほども触れた通り、引き出し金額が香港ドルの残高から引き落とされる場合、適用される為替レートに為替手数料が上乗せされていることに気をつけましょう。
Union Payのカードを使って香港ドルの口座からお金を引き出した場合、Union Payが定める為替レートが適用されます。¹このレートの詳細は公開されていませんが、Google検索などで調べることのできるリアルレートと比較することで、為替手数料がいくら上乗せされているかを調べることができます
MastercardブランドのWorld Debitを利用する場合は、HSBC香港が定める為替レートが適用されます。この為替レートにも為替手数料が含まれています。為替手数料は、アカウントのタイプ(HSBC Jade、Premier、One)によって優遇があります。¹
とは言われても、実際にどれだけの手数料がかかっているのか想像しづらいですよね。そこで、具体例を見てみましょう。
8月30日19:54(UTC)時点の実際の為替レートは、1JPY=0.0536HKDでした。¹¹対してHSBC香港の為替レートは、最終更新された8月29日15:34(UTC)時点で1JPY=0.05432HKDとなっていました。¹²
日本で10万円を引き出した場合、その差額は(0.05432−0.0536)×100,000=72HKD(約1,343JPY)となり、これだけの為替手数料がかかっていることがわかります。
HSBC香港のカードの他にも、お得にATMからお金を引き出すことのできるWiseデビットカードや、海外送金を提供するWiseを使ってみてはいかがでしょうか。
Wiseを使えば、HSBC香港の口座から日本の銀行口座に送金したり、反対に日本からHSBC香港の口座へお得に資金を送ることもできます。
いずれも、国境を超えて活躍する人に最適です。
Wiseのマルチカレンシー口座では、1つのアカウントで同時に香港ドルや日本円を含む約40通貨を保有できます。さらに、これらの資金はWiseアプリ内で好きな時に格安の両替手数料で両替することが可能です。
口座内の通貨は、Wiseデビットカードで決済に利用できます。また、デビットカードを使って世界中のATMから現金を引き出すことも可能。WiseのATM手数料は、次の通りです。¹³
1ヶ月あたり3万円相当未満 | 1ヶ月あたり3万円以上 | |
---|---|---|
毎月2回までの引き出し | 無料 | 3万円超過分の1.75% |
月3回目以降の引き出し | 1回の出金あたり70円 | 3万円超過分の1.75%+70円 |
また、ATM出金の限度額も大きく設定出されているので、現金がたくさん必要な時にも最適です。¹⁴
1回あたりの限度額 | 1日あたりの限度額 | 1ヶ月あたりの限度額 |
---|---|---|
デフォルト:13万円 最大:13万円 | デフォルト:20万円 最大:20万円 | デフォルト:40万円 最大:53万円 |
さらに、対象通貨に関しては、現地の銀行口座情報を取得できるので、国内送金を受け取るのと同じように、手数料無料で海外送金を受け取ることが可能です。
このように、Wiseのマルチカレンシー口座は、国際的に活躍する人に便利な機能が盛りだくさん。さらに、日本語のカスタマーサポートもあるので、困ったときにはいつでも手軽に相談できます。気になる方は、Wiseのマルチカレンシー口座の使い方を参照してみてください。
「海外赴任中の給与受取口座としてHSBC香港を使ってきたが、日本帰国が決まり、香港ドルの残高を日本の銀行口座に送金したい」など、HSBC香港の口座から日本に海外送金する機会があるかもしれません。
この場合、HSBC香港の海外送金を利用すると、海外送金手数料50〜240HKDに加えて為替手数料もかかってしまいます。対してWiseなら、送金手数料が格安なだけでなく、為替手数料の上乗せされていない実際の為替レートで両替されるので、海外送金のコストを大幅に削減できるかもしれません。
Wiseの使い方は簡単です。
ちなみに、Wiseは日本以外の海外在住者でもアカウントを持つことができます。
香港で不動産を購入したり、生活費用を送ったりするために、日本からHSBC香港の口座宛に送金したいこともあるかもしれません。そんな時にもWiseの海外送金が役立ちます。
日本の銀行の一般的な海外送金手数料は2000円〜6000円程度。それに加えて為替手数料がかかるので、特に高額な送金だとコストもかなりかかってしまいます。さらに、銀行の海外送金では中継銀行手数料が引かれることもあり、具体的な着金額が届いてみるまで分からないという難点もあります。
Wiseなら送金手数料がお得なだけでなく、為替手数料は一切かかりません。また、送金シミュレーターで相手の受け取る金額と手数料が送金前にはっきりとわかるため、透明性も高く使いやすいのが特徴です。
ぜひWiseの使い方も見てみて下さい。
HSBC香港のカードを使って日本のATMから現金を引き出す方法について見てきました。
使うカードのブランドによって、対応ATMや手数料などに違いがあるので、自分が使うカードはどれなのか、事前に確認しておきましょう。また、ATMの設置機関によっても手数料や限度額が定められていることが多いので、こちらも注意が必要です。
意外と気が付かない手数料が為替手数料です。日本円の引き出し金額が香港ドル口座から引き落とされる場合、この時の両替レートに含まれているのが為替手数料です。
為替手数料が気になる、節約したい、という人は、HSBC香港の代わりにWiseアカウントを検討してみるのも良いでしょう。WIseなら常にミッドマーケットレートと格安の手数料で送金や現金引き出しができます。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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