マルチユーザーアクセス（MUA）でのチームへの役割の付与について

マルチユーザーアクセス（MUA）とは、お客様のWise法人アカウント上でチームメンバーに異なるアクセス権限を付与できる機能です。

お客様のWise法人アカウント上で、チームメンバーに以下の役割を付与することができます。

• 閲覧者 ー アカウントの閲覧、会計ツールへの接続、取引明細のダウンロード

• 従業員 ー 利用限度額までの自分のWise法人デビットカードでの決済、自分のアクティビティの閲覧

• 準備人 — 承認が必要な単一の送金および一括送金の設定、アカウントの閲覧、取引明細のダウンロード

• 支払人 ー 送金と送金の管理、口座間の両替、取引明細のダウンロード

• 管理者 ー すべての情報の閲覧と管理、チームメンバーの追加と削除、法人デビットカードでの決済

チームメンバーは招待された法人アカウントにのみアクセスできます。招待人の個人アカウントにはアクセスできません。

管理者と従業員は、サポートされている国それぞれのWise法人デビットカードを保有することができます。お客様のWise法人アカウントの所有権を移動させることも可能です。

Wise法人アカウントへのメンバーの追加方法について

以下から各役割にどのような権限があるかご確認いただけます。また下部の表からも役割と権限についてご確認いただけます。

閲覧者の権限

閲覧者は以下のことが可能です。

• アカウントの全アクティビティの閲覧

• 取引明細のダウンロード

• 送金証明書のダウンロード

• 会計バンクフィードの管理

閲覧者には送金、ユーザーや受取人の管理等の他の権限はありません。

この役割は、お客様の法人の経理担当や、お客様の法人に報告する必要がある方に、取引履歴へのアクセスを許可するものです。

従業員の権限

従業員はそれぞれのWise法人デビットカードを保有することができますが、法人アカウントの詳細やアクティビティへのアクセス権限はありません。送金、ユーザーや受取人の管理等の他の権限もありません。

従業員は、メイングループの残高は確認できませんが、追加されている他のグループの残高は確認できます。

この役割は、企業のバイヤーまたは小口現金を扱う方に最適です。

準備人の権限

準備人は、任意の金額の単一の送金および一括送金を設定できますが、常に管理者（または承認機能を備えたカスタムロールを持つチームメンバー）からの承認を必要とします。この役割により、管理者は支払いをより詳細に管理できます。

準備人は以下のことが可能です。

• 送金の設定

• 一括送金手続きの作成

• 送金のキャンセル（承認されていない場合のみ）

• アカウントの全アクティビティの閲覧

• 取引明細のダウンロード

• 送金証明書のダウンロード

• 会計バンクフィードの管理

• 一般的なアドバイスに関するカスタマーサポートへの問い合わせ

• 受取人の管理

支払人の権限

支払人は以下のことが可能です。

• 送金および送金の管理

• 会計ソフトウェアフィードの管理

• 口座間の両替

• アカウントの全アクティビティの閲覧

• 取引明細のダウンロード

法人アカウント上、支払人は管理者よりも少ない権限を持っています。支払人は法人を代表してカスタマーサポートへの問い合わせをすることができますが、メンバーの管理、Wise法人デビットカードの保有、口座の開設や閉鎖をすることはできません。

この役割は、財務管理者や、お客様の法人の支払い管理をする必要がある方に最適です。

管理者の権限

管理者はアカウント所有者としてのすべての権限をもっています。この役割は、法人を代表するすべての権限とアカウントの管理をする権限を持っています。

カスタムロール

カスタムロールは、管理者と所有者がチームメンバーのアクセス権を様々なオプションから自由に組み合わせることができる機能です。

カスタムロールの追加方法は以下の通りです：

1. アカウント/プロフィールから「チーム」を選択します

2. 「役割」を選択します

3. 「役割を作成する」を選択します（役割名（例：人事部）とその説明を追加するオプションが表示されます）

4. カスタムロールの権限を選択するトグルを切り替えます。（権限は以下のカテゴリから選択できます：送金と受取人、残高、統合、カード、チーム管理）

5. 既存のメンバーをカスタムロールに追加するか、新しいメンバーを追加します

カスタムロールの編集方法は以下の通りです：

1. 「チーム」を開きます

2. 下にスクロールし、役割名の横にある3つの点をクリックして役割を編集します（この役割を別のチームメンバーに割り当てることも可能です）

カスタムロールを削除する場合、まずチームメンバーを別の役割に再割り当てしてください。 

役割と権限