
TransferWiseの使い方:ステップバイステップガイド
新しい国際送金サービス「TransferWise(トランスファーワイズ)」に興味はあるけれど、なんだか難しそうで使い方が分からない…そんな方のために、この記事ではTransferWise(トランスファーワイズ)の使い方を詳しく説明しています。ステップごとに画像付きで丁寧に詳しく解説。この記事を読めば、迷うことなくお得に海外送金ができるようになります。
TransferWise(トランスファーワイズ ):実際の為替レートを使用する海外送金
TransferWise(トランスファーワイズ)は実際の為替レートで、安く、速く、簡単に送金できるオンライン海外送金サービスです。銀行やプロバイダとの為替レートを比較してみましょう。
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安い:銀行の最大8倍安い手数料。アカウント開設無料、アカウント維持費も無料。
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速い:銀行とは異なる新しい送金の仕組みによって、速く海外送金できる可能性が高い。
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簡単:全ての手続きがオンラインで完了。
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必要なもの:本人確認書類(パスポート、運転免許証など)、マイナンバーが確認できる書類(マイナンバーカード、マイナンバー通知カードなど)※マイナンバーカードがあれば1つで兼ねられます。
仕組み・送金の流れ
TransferWiseは独自のシステムによって、速く安い海外送金を可能にしています。
通常の銀行を通した国際送金はSWIFTと呼ばれる仕組みを採用しています。これは世界中の銀行を繋げるネットワークのようなもので、送金銀行→中継銀行→...中継銀行→受取銀行のように、数多くの銀行を介して送金が行われます。そのため、手数料が高額となり、送金に長い時間がかかってしまいます。
一方でTransferWiseは、送金人が自国にあるTransferWiseの口座にお金を振り込み、その金額をTransferWiseが受取人の国の口座へと振り込む、国内送金を生かした仕組みになっています。
(例)送金人の銀行口座→TransferWise日本口座 TransferWiseのアメリカ口座→アメリカの受取人の銀行口座
さらに詳しくTransferWiseの仕組みを知りたい方は、下の動画をチェックしてみてください。
安全性
「便利なのは嬉しいけど、安全性は…?」と気になった方もいるかもしれません。トランスファーワイズ・ジャパン株式会社は関東財務局により、資金移動業者として認可されています。送金時に振り込んだお金は履行保証金として法務局に保全されており、万が一の場合でも保証されています。
TransferWiseは世界中で800万人の利用者がおり、毎月の送金額は約6000億円に上ります。(2020年7月現在)
TransferWise(トランスファーワイズ)の口座開設手順・使い方
では早速、TransferWiseの使い方を具体的に見ていきましょう。なお、TransferWise経由で送金されたお金を受け取るだけの際は、TransferWiseアカウントを開設する必要はありません。
(1)口座(アカウント)を開設する
TransferWiseのウェブサイトへアクセスし、右上の「口座開設」ボタンをクリックします。
メールアドレスと氏名を登録します。
(2)送金額や送金の種類を指定する
送金額を指定すると受取概算額が、または受取額を指定すると必要な送金額が表示されます。
個人口座からの送金か、法人口座からの送金かを選択します。※法人名義で登録する場合には、法人の種類によって必要な書類が増える場合があります。
画面に従って自分(送金人)の情報を入力します。
(3)受取人の口座情報を入力する
受取人を「自分自身」、「その他」、「法人・団体」のいずれかから選んでください。
受取人のメールアドレス、口座名義、口座情報を入力します。口座情報が分からない場合はメールアドレスのみで送金することもできます。
(4)オンラインの本人確認を行う
2020年4月から本人確認の全手続きが、オンラインでできるようになりました!
次の4点を手元に準備しましょう。
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※なお、2020年4月以前は初回かつ10万円以下の送金の場合、本人確認を後から行うこともできましたが、現在は全ての送金にオンラインでの本人確認が必須です。
「手続きを進める」をクリックしましょう。本人確認は30分以内に終わらせる必要があります。
(5)写真を撮るための準備を進める
スマートフォンで手続きを進める場合、画面上のQRコードをスキャン、またはhtts://wi.se/jpy-verifyにアクセスしましょう。
スマートフォン以外のデバイス(パソコンなど)で手続きを進める場合、画面上の「こちら」をクリックしましょう。
(6)アップロードする本人確認書類を選択する
以下から、アップロードする本人確認書類を選択しましょう。
(7)4桁の認証コードを紙に書く
(8)4桁の認証コードを書いた紙と本人確認書類の表面を一緒に写真に撮る
次に、「続行」をクリックして、その紙と一緒に本人確認書類の表面の写真を撮りましょう。本人確認書類と紙を別々で撮るのではなく、写真1枚に収めます。
(9)本人確認書類の厚みがわかるように撮影
再び、「続行」をクリックして、本人確認書類の厚みがわかるような写真を撮影します。表面の情報と厚みがわかるように、本人確認書類を手で少し傾けて撮影しましょう。
(10)本人確認書類の裏面を撮影
最後に、同じように「続行」をクリックして、本人確認書類の裏面を撮影します。
(11)「3つの写真を撮影しました」をクリック
全ての写真の撮影が終わったら、「3つの写真を撮影しました」をクリックします。
(12)4桁の認証コードを書いた紙とともに自撮り画像を撮影
「続行」をクリックし、先ほど準備した4桁の認証コードを書いた紙を持ちながら、セルフィーを撮ります。
(13)マイナンバー関連書類を選択する
※日本に居住していない場合
現在日本に居住していない場合は、マイナンバーの提出をスキップできます。ただし、TransferWiseの日本口座開設には、日本の住所が必須です。
(14)「続行」をクリックし、マイナンバー関連書類を提出する
選択したマイナンバー関連書類(例:マイナンバーが記載されている住民票)の写真を撮り、アップロードしましょう。
これでオンラインでの本人確認手続きが終了しました!引き続き、送金の手続きを進めましょう。
(15)送金の目的を選択
送金の目的を選択します。
(16)送金内容の確認
送金内容に間違いがないか、しっかり確認しましょう。
(17)利用規約を確認
(18)入金方法を選択
相手への入金方法を「銀行振込」または「デビットカード」から選択します。
なお、デビットカードを利用した入金の場合、送金手続きが迅速に済むというメリットがある一方で、カード手数料がかかることに注意です。より安く済ませたい場合は、銀行振込を選択するといいでしょう。
TransferWiseは複数の通貨を管理できる「マルチカレンシー口座」というサービスも展開していますが、これはまだ日本では使えません。(2020年7月時点)
(19)TransferWise Japan(トランスファーワイズ ジャパン)の銀行口座に振り込む
TransferWise Japan(トランスファーワイズ ジャパン)の日本口座(三菱東京UFJ銀行の恵比寿支店)に送金したい金額を振り込みます。
「TransferWiseの口座に振り込みするってどういうこと?」と思われる方もいるかもしれません。TransferWiseは国内での銀行間の送金を活用した仕組みになっています。自分の口座→TransferWiseJapanの銀行口座への振り込みが済んで初めて、TransferWiseの海外口座→受取人の口座へと振り込まれます。
上の画面が出てきたら、そのまま他タブ・ウィンドウで自分の銀行のオンラインバンキングを開いて送金を済ますこともできますし、「後で振り込む」を選んで、その場ではなく後で振り込むこともできます。
「後で振り込む」を選択すると、「できるだけお早めにお支払いください」という画面が出てきます。
(20)あとは、受取人の口座に振り込まれるのを待つだけ
TransferWiseJapanの口座に振込が済んだら、TransferWiseから受取人の口座に指定した通貨で振り込まれます。
初めてTransferWiseを利用する場合、本人確認が認証されるには平均で3営業日程度かかります。2回目以降は、より速く送金できます。
以上、TransferWiseを使った海外送金の方法を詳しく見ていきました。TransferWiseは、オンライン上でアカウント作成・本人確認・送金手続きが完了する便利なサービスです。
TransferWise(トランスファーワイズ)の海外送金に興味がある方は、ぜひ一度送金シミュレーションをしてみましょう。
当ブログは、一般的な情報を提供することを目的としており、扱われている全てのトピックの詳細すべてが網羅されるものではありません。当ブログは、お客様が根拠とすべきアドバイスとなることを意図しておりません。当ブログの内容に基づいていかなる行動を起こすまたはいかなる行動を止める前に、専門家またはスペシャリストのアドバイスを得る必要があります。当ブログの情報は、TransferWise Limitedまたはその関連会社からの法的、税務的、その他専門的なアドバイスを表すものではありません。過去の結果と今後も同様の結果となることは保証されません。明示または明示されていないかを問わず、当ブログの内容が正確、完全、または最新であることを表明、担保または保証しておりません。
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